9月14日は後援会主催で市政懇談会が開かれました。
共産党市議団から団長のわしの恵子議員がリニア新幹線開業をみすえた名古屋市のまちづくりの問題について報告があり、次に、私から8月6日に新守山で発生したゲリラ豪雨問題についての調査報告をし、参加者のみなさんから意見を出していただきました。
わしの恵子市議は、9月12日から始まった市議会の冒頭で河村市長の所信表明の内容が紹介されました。
河村市長は、リニア新幹線開業によって東京へ人が流れていくから魅力ある名古屋にするとして、見かけの派手さだけでなく本物のとりくみと言って名古屋城天守閣の木造復元、アジア最大級の国際展示場、1000メートルタワー、熱田神宮におかげ横丁のような場所をつくり伊勢神宮と蒸気機関車でつなぐ・・・と本気で実現させようといせいのよいことをいう。市長は市民のくらしが苦しいことなど本気で考えていないと批判。市の職員も恥ずかしいと思いながら聞いていたのでは。
リニア新幹線計画について、市政アンケートでは、賛成、反対、わからないと3つに分かれている。共産党は、国会議員団がプロジェクトをつくって、沿線住民の聞き取り調査や国交省に対して工事を認可しないように要請を行っっていることが、紹介されました。
プロジェクトチームの申し入れ文書から要約・抜粋
1.リニア新幹線の工事実施計画は認可すべきではない。
大規模で深刻な環境破壊を引き起こす
①膨大なトンネル残土の処理方法・場所が決まっておらず、海や谷を乱暴に埋め立てるのは環境破壊
②トンネル工事で水脈が寸断され、水枯れや異常出水となり河川流量の減少を招き、生態系に影響をおよぼす
③東海道新幹線の3倍の電力消費量でエネルギー浪費)
2、安全性への懸念大(①大地震発生で地殻変動や土砂崩れが発生した場合常務員が一人もいなくて、安全に脱出できるのか②電磁波の健康への影響)
3、採算性がなくJR東海だけで費用がまかなえなければ税金投入となると報告。住民への説明・合意もないまま、環境問題をおきざりにして工事着工すべきではないと報告。
名古屋市は、このような問題を置き去りにして、手放しにリニア新幹線が開業することを前提に名古屋駅前開発をするめるのは、問題です。
わしの議員より、ゲリラ豪雨問題に関しては、洪水ハザードマップ、内水ハザードマップと平成23年9月の台風被害への対策について資料の紹介がありました。
8月6日発生のゲリラ豪雨問題について、私から報告しました。
東海豪雨以後名古屋市は、時間あたり50ミリないし60ミリの雨量が降った場合床上浸水はおこさないという雨水整備計画を実施してきたこと。
守山区は新守山地域に貯留管(3000m3)と管きょ増強、川北地域に管きょ増強を行った。
今回の時間あたり100ミリの豪雨によって、新守山駅周辺の瀬古学区などで10数個で床上浸水被害となった。道路の冠水も数か所。新守山の貯留管を整備したところは、浸透ますという特別のますが整備されていたが、道路冠水は起きたという状況でした。
今回のような100ミリの豪雨は、数年に1回ではなく、全国いたるところでこの8月に発生したことを考えれば、100ミリの豪雨発生から浸水被害をへらす抜本てきな対策を講じるべきではないか、公園の下などに雨水貯留施設を守山区の常に冠水している地域に設置するようにすべきと報告しました。冠水しやすい地域を中心に雨水ますの定期点検・清掃も必要。
そして、新守山駅を東西に走る道路、アンダーパスが冠水する問題を解決するには、駅を高くして西口をつくることをJRや名古屋市にはたらきかけて実現していきたいと提案をしました。
2人の報告のあと、リニア新幹線計画については、瀬古地域ではJRが工事の説明会を行うようで、すでに工事が認可されるという前提でJRは動いていると意見が出されました。JRはリニア新幹線をつくるお金があるなら、在来線の充実こそやるべきという意見もありました。守山区内の市議はリニア新幹線に何の疑問ももたず、市民と山梨のリニア新幹線を見学に行っているので、リニア新幹線の問題点をもっと知らせていかないといけないという意見もありました。
ゲリラ豪雨の問題では、みなさんからたくさんのご意見が出されて、川にかこまれた守山区という地形では、巨大地震への対策に加えて、水害対策も区民の大きな要望であると感じました。平成23年の台風発生時に避難勧告が出されて、避難場所が途中で変更され、住民は混乱をした問題が意見として出されました。瀬古学区では独自のハザードマップをつくっているが、洪水発生の避難ビルが、掲示されているけれども、足りるのか疑問だという話もありました。
懇談会を行って、みんなのまちを住みよいまちにしていくために、必ず市議会にもどらねばならないと、強く思いました。
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