2013年12月30日 (月)

敬老パスは316億円の経済効果

本山革新市政の時にできた敬老パスの制度。高齢者の社会参加のために高齢者を敬老する精神でつくられた日本一の福祉。制度がつくられて10年となる来年度にこの制度の見直しが検討されています。

高齢化が進む中で、市の財政負担が増えていくから、高齢者の負担金を上げるかどうか、名古屋市当局と、河村市長の意見が一致していない。敬老パスの制度は、若い人からも支持されているから、このまま負担金はあげるべきではない。敬老パスは、高齢者の健康維持に役に立っているし、何よりも外出することにより買い物や食事をして消費支出が増えて、名古屋の経済を支えているのは、明らかです。直接的な経済効果は316億円、間接効果は500億円という名古屋市の調査報告です。もっともっと、民間交通、名鉄、JRでも敬老パスを使えるようにして、敬老パスの恩恵をもっと多くの市民がうけられるようにすべきだと思います。

河村市長は、安倍首相の靖国参拝を支持しているという、恥ずかしい態度をとっていますが、敬老パスの制度は「堅持・利用拡大」という市長選挙の公約を守ってもらいたい。

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2013年12月21日 (土)

敬老パスの学習会

名古屋市民の宝、敬老パス。65歳になったら、負担金を払えば、市バスや地下鉄、ゆとりーとライン、あおなみ線が無料で使える。本山革新市政のときにつくられた制度。

今日は、敬老パスの充実を求める守山の会(仮称)準備会で、敬老パスの制度について元交通局職員の三浦さんを講師に招いて学習会を行いました。

交通権ということばは、耳慣れないが、交通とは何か、特に人間らしい生活を送るために必要な交通を生活交通と呼び、交通権は、衣食住に加えて交通は大事な権利の一つ。と説明を受け、名古屋市はマイカー依存体質になって、公共交通に利用割合が自動車と比べると3:7.マイカー利用を抑制しつつ、公共交通の整備をはかることは自治体の責任である。儲からない路線は撤退するなどという発想は、交通権という市民の足を保障することに逆行するものだと思いました。

敬老パスの精神は、高齢者の社会参加を支援し、高齢者の福祉増進を図ることを目的としている。この趣旨に沿って、守山では、名鉄・JRでも敬老パスが使えるようになれば、高齢者のみなさんに喜ばれるのはまちがいないと、思いました。

学習会のあと、守山の会を正式に発足させるために、残っていただいた方も含めて、打ち合わせを行い、敬老パスの充実を求める守山の会を発足させました。当面は、敬老パスの負担金の引き上げをさせないこと、名鉄・JRで敬老パスが使えるようにすることと2項目の実現を河村市長にもとめる署名活動にとりくむことを決めました。

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2013年11月20日 (水)

敬老パス負担倍増を押し返した!

敬老パスの一部負担金を2倍程度に引き上げる方針案が、11月19日の市議会財政福祉委員会で示される予定でしたが、見送られました。市民の負担を倍増する案が、河村市長と市当局との間で十分な合意がないままで、とりあえず提案して議会の意見を聴こうとしたようですが、それでは十分な審議ができない、と議会側に拒否された格好です。

敬老パスの負担金の引き上げをしないようにと市民が声を上げて、運動をしてきた成果です。守山区でも敬老パスの充実を求める署名が150筆集まり革新市政の会に届け、20日河村市長に署名が提出されました。 

 しかし、市当局は負担金引き上げを断念していません。年金が減らされる一方で、介護・医療は負担増、消費税は増税……。そのうえ敬老パスまで負担増とは、高齢者になんと冷たい仕打ち。

 負担金引き上げの理由は、高齢者が今後急速に増加し、敬老パスの事業費の大幅な増加が見込まれるから、というものです。敬老パスが有料化されたときも同じ理由からでした。有料化以降の10年間、高齢者は大幅に増加しましたが、敬老パスの事業費は増えていません。敬老パスの交付率が年々低下し(昨年度は63%)、敬老パスの利用がほぼ横ばいで推移しているからです。

負担金の引き上げ案を出させないぞ!
 負担金の引き上げは、交付率をさらに低下させ、敬老パスの利用を抑制するところにねらいがあると思います。しかし、敬老パスは、経済効果が316億円、高齢者の社会参加や健康づくりにも大きな効果があります。使ってこそ効果が発揮できるのに、使わせないようにしようという負担金引き上げは、敬老パスの効果を低めるものです。老いも若きも力を合わせて、引き上げ案を出させないようにしましょう。 

敬老パスの充実を求める守山の会(仮称)第2回準備会
 ○11月26日(火) 午後7時~
 ○場所:地区協センター  
 *守山区内での敬老パスの充実を求める運動のすすめかたについて、話し合い を行います。敬老パスの制度についての 学習会も計画します。
  守山の会は、まだ仮称で準備会という 段階で、始めたばかりです。是非、敬老パスを守ろうとういう方は、気軽にご参加ください。

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2010年10月24日 (日)

自宅の介護をわかって

昨日介護に疲れた老人が自分の娘を手をかけるという痛ましい記事が載っていました。重度障害の娘さんを自宅で世話をしていた母親が急死され、その後に事件が起きた。家族を介護するということは、大変なこと。私は、両親が健康で介護の経験はないが、母が祖母を介護していたことはよく覚えている。

介護保険制度ができて10年。今の仕組みでは、必要な介護サービスが受けにくい問題がある。私の今とりくんでいる”住みよいまちアンケート”にも、”自宅での介護をもっとわかってください。貧困収入なし無職助けてください。介護窓口へ申し出るとはねつけられ、泣き寝入り、悲しいです。”と記入されていました。

”特養の増設、低負担で入居できる老人ホームの設置”とアンケートに記入あり。介護に疲れて、少し家族が休めるショートステイの施設、自宅での介護が困難な方には、特養が必要です。名古屋市内には特養の待機者が約5000名という状況で、特養の増設が期待されています。そんな中で、守山区で下志段味に個室型の特養が11月から開所されることになりました。竣工式が22日に行われ、施設を見学させてもらいました。定員29人、個室とショートステー10室という施設。利用料は、ひと月所得に応じて約6万から15万円。(申し込みは終了)Keiaien

個室型の特養を名古屋市は順次整備していく計画ですが、待機者にみあう整備をしていく必要があります。Syokuji

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2009年3月26日 (木)

こどもとお年寄りの複合施設が誕生

324jidouhoumenosyokudou 3月24日、廿軒家に和進館児童ホームと特別養護老人ホーム守山豊生苑が完成し、開所式が行われました。1階と3階が児童養護施設で、小学2年生までのお子さんが入る予定で、明るいきれいな部屋でした。フロアには台所と、個室などがあり、3階には親子で過ごせる部屋もありました。家庭的な雰囲気であたたかい感じのするところでした。1階には、地域交流室として広い部屋もありました。

324houseienkositu 2階が、特養になっていて、定員29人ですべて個室、部屋には洗面台があり、わりと広いかんじでした。機械を使って入浴する浴室もありました。3つのエリアに別れ、夜間は2名の職員体制で職員は15名だということでした。

子どもの施設とお年寄りの施設がいっしょになっているのは、ふれあうことできてとてもいいのではないかと思いました。特養は入所希望の人が多いので、100人ぐらいの大規模施設も整備をしていかないといけないと思います。

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2009年2月19日 (木)

安心して介護が受けられるように

2月16日しだみにある特別養護老人ホームのユートピア第2つくもを梅原議員とさいとう愛子さんと訪問しました。介護施設の運営状況などについて理解を深めて、市議会、委員会での質疑に生かす目的で計画しました。この施設は定員156名で4階建で介護保険のサービスをうけられるところで、家庭で介護を受けることが困難なかたが利用されています。施設に入所を希望されている方は480名ということでしたが、市内では5000人の方が特養の入所を希望している状況です。施設長の土屋さんは、”介護の職場は大変だというイメージがふりまかれて、ますます職員が集まらないのは困る”というお話でした。私が接したつくもの職員の方は、明るい印象を受けました。元気な方の入れるケアハウスやデイサービスもあり、地域のお年寄りが集える場所になっています。216tukumo

日本共産党は安心して介護を受けられる制度へ抜本的な見直しを求める提言を2月9日に発表しました。「利用料・保険料の減免制度を求め経済的な理由で受けられない人をなくす」「介護の取り上げ、保険あって介護なしをただす」「介護職員の労働条件の改善をはかり雇用創出をはかる」「高齢者の生活支援や健康づくりに自治体が責任をはたす」の4項目です。この提言を施設長の土屋さんにご紹介しました。つくもでは夜間は8人で利用者をみているということでした。施設から5分のところに幸い看護師さんがいるし、労災病院の医師にいざという時は対応してもらっているという話でした。介護の現場では特に夜間の体制を厚くしていくことが必要だと思いました。

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2009年2月11日 (水)

障害者のみなさんとの懇談会

207kondan 2月7日、つるまいプラザで党県委員会と障害者の共産党後援会主催の障害者懇談会が開かれてわしの恵子議員と出席しました。障害者自立支援法が実施されて、障害者のみなさんがこれまでの自由にうけてこられたサービスについては、基本的に応益負担で1割の負担となり、施設も利用者の日割りでの利用料のために、施設の運営もきびしくなっています。そうした状況で利用者の負担軽減策が行われてきましたが、この制度はいったん廃止をして障害者のみなさんが地域でくらしていけるような新しいしくみをつくるべきという共産党からの提案をせこゆきこさんから説明をして、障害者のみなさんのご意見をうかがいました。

「ヘルパーさんが少なくなって困っている。派遣切りで仕事がないというが、福祉の仕事は資格がないとやれないが、もう少し緩和して福祉の仕事につけるように改善したら」(障害者の女性)「厚生省の障害者の5カ年計画には工賃を3万円にすると書いてある。だれがどうやってそういう計画を実現するのか?ぜひそういうことをきちんと国にやらせるように追及してもらいたい」(障害者施設の施設長)「無認可の作業所がたくさんあるが、そうした施設がなりたつようにしてほしい」

一番印象に残った話は「重度障害者の養護学校のこどもたちが医療支援が削られて、卒業後2,3年で亡くなる子が増えている」というお話。そんなことがどうして起きるのか、生きる権利が奪われていると思いました。・・これからの委員会質疑にいかしていきたいと思いました。

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2009年2月 6日 (金)

アルミ缶の値段が3分の1になって

4日に中村区の障害者の作業所を、せこゆきこさん、わしの恵子さんと訪ねました。社会福祉法人やまびこの所長さんが丁寧に施設を案内していただきました。ここは、中村区で重度の障害者の方の施設をつくろうと1985年から無認可の作業所づくりから始まり、今は作業所などの施設が6つとケアホーム一つまで拡大してきました。障害程度の重い人が多いところで、利用者人数と同じくらいの職員体制で運営されていました。障害者自立支援法の影響などについて、管理者の方から”給料は平均で6000円台、ところが利用者の負担は食費や移動支援分など含めて1万から3万。アルミ缶を回収してリサイクルする作業をしているが、単価が165円から50円に暴落して、仲間の冬のボーナスが減りました。重度の障害者にはマンツーマンでケアが必要。ヘルパーが不足している。やりがいのある仕事だから、2月14日に障害者福祉関係共同の求人フェア(愛知県産業貿易会館 本館3階 12:30から16:00 問い合わせtel419-5795)を計画しているので宣伝を。”と伺いました。204yutaka(写真は、ぜひ、私たちに宣伝してほしいとフェアのちらしを手渡す青年)

私は、体がほとんど動かせず、耳のところで改良されたパソコンを使って作業をしている青年や、大きなひらがなの文字が書かれたシートを使い、眼の動きで職員と会話をする女性の姿を見て、一人の人間としてがんばっているのは同じなんだと思いました。丁度中学生が見学に来ていましたが、どんなことを感じていただろうと思いました。仕事をして収益を得る人から、散歩にいってリハビリをし、楽しく1日をすごす場になっているところと、障害者の方の家庭から離れていろんな場があるのを、勉強できました。204yutakagyouji (写真は1週間の予定を説明してもらったところ)

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2009年1月27日 (火)

松ヶ島など後期高齢者にも1000円の助成!

うれしい知らせです。年金者組合のみなさんが、要望してきた、名古屋市の休養温泉ホーム松ヶ島の1000円の利用料割引が新たに、後期高齢者医療制度の保健事業として、国の負担で行われるようになりました。

松ヶ島は高齢者向けの人気の施設で、国民健康保険の保健制度として60歳以上や母子家庭などには1000円の利用割引があったのに、後期高齢者医療制度が始まって、75歳以上の人はこの割引がうけられなくなりました。高齢者の差別だとして、改善をもとめて運動がくりひろげられていました。私は、昨年の6月議会で後期高齢者医療制度について質問をする中で、松ヶ島の利用料割引を75歳以上の方にもれなくうけられるようにと質問をしたが、今日の「愛知県後期高齢者広域連合」の議員総会で、来年度から、協定を結んだ保養所の利用について1人千円の助成金を支給することを明らかにしました。1人1泊につき千円で全協定保養所合わせて年度内に4泊四千円までです。

 協定保養所は「松ヶ島」のほか「愛知健康プラザ・健康宿泊館」「レイクサイド入鹿」「足助・百年草」「サンヒルズ三河湾」「シーサイド伊良湖」の6カ所です。2月13日の連合議会で正式に決まります。

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2008年10月25日 (土)

ホームレスの自立支援施設は満パイに近い状況

Syu 景気悪化の中で、派遣社員の首切り、雇い止めが増えているということで”派遣ぎり”というテレビで報道があった。名古屋市の笹島寮も利用者が増えているということで、市議団メンバーでホームレスの収容施設や自立支援事業の施設を視察した。ホームレスの人たちが、ブルーテントをはって公園などに野宿していたころに、名古屋市は白川公園と名城公園に”宿泊所”を作り、家を持たずに、生活に困窮している人を保護して、健康回復及び自立にむかえるようにとりくまれた。名城公園宿泊所は定員200人で、入所期間は6か月、夕食のみ提供されて、1日5時間の軽い軽作業を行って配分金が支給される。配分金は1日3500円でそのお金で他の食事をまかなう。この施設では、宿泊が提供されるので、最低限の雨露はしのげるし、自立にむけての就労訓練がおこなわれていた。Syuusei (1枚目は自立支援事業なかむらの居室、4人部屋、2枚目は名城公園シェルターの個室)

名城公園宿泊所はホームレスからまづは宿泊を確保する施設であるが、自立支援事業なかむらはさらに、健康で、就労をしていくための施設で、定員は72名の名駅南2丁目に鉄筋コンクリート4階建てで食堂や浴室、娯楽室もあるきちんとした施設でした。職業相談や職業あっせん、履歴書の書き方も含めて、仕事につくための相談が施設の中にあっった。自立支援事業としては入所期間中にアパートを見つけて自立できる人が半分ぐらいであとは生活保護、施設の入所、あと勝手に退所するのが問題だと報告された。今、派遣の首切りでここに来る人がふえているようで、入所者の中には24歳という若い人もいるということだった。現在男性53名で、来週は5名しか空きがない状況でこうした施設には市外、県内からきており、労働現場での雇用悪化による受け皿としてのこうした施設の不足を所長さんは訴えておられた。県や国がきちんと対応すべきである。Nakamurasyu

所長さんの”目先の収入の良い仕事をさがすのではなく、安定して働けるような仕事を選ぶようにと話している”という言葉に納得しました。派遣社員が首をきられて、寮を追い出されると、また日雇いなどの派遣につとめて、また首をきられ、ネットカフェですごし、そのお金もなくなり、体をこわすと、ホームレスになってシェルターにこざるをえなくなるのだということがわかりました。(なかむらの食堂)

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