市政の転換
いよいよ今度の日曜日が市長選挙の投票日。
私は、いわき正光さんの個人演説会で、応援演説をしました。
日本共産党名古屋市議団は、金持ち優遇の減税により、福祉・教育の民営化が進み、天守閣木造化や大規模展示場整備などハコモノづくりに熱中する河村市政を転換するために、いわき正光候補を全力で応援しています。
今回の市長選挙の争点はハッキリ。
一つは、「金持ち減税」はやめて、税金を市民生活向上に役立てる名古屋市政へと転換すること。
市民税5%減税、みなさん、減税いくらですか?昨年度減税額が一番多かった人は393万円。この方の課税所得は約13億円。13億円もの課税所得がある人に400万円近くも減税するのは、富裕層優遇ではないか。
河村市長は、「ちょこっとでも税金を減らすのは暖かい」と言っています。しかし、夫婦年間200万円の年金暮らしの世帯には、「ちょこっと」の減税はない。何せ非課税ですから。ところがこの世帯は、国民健康保険料と介護保険料を合わせて14万円余りも払わなければなりません。庶民には恩恵がない減税よりも、国保料や介護保険料を安くしてほしいというのが、年金暮らしののみなさんの思いではないでしょうか。
給与収入が400万円の夫婦と子ども2人のサラリーマン世帯の場合、減税額は年間5000円程度、ひと月にすればコーヒー1杯がやっと飲めるぐらい。
いわき正光さんは、こんな減税は廃止して、110億円を越える税収を確保し、その財源で小学校の給食費を無償にすると公約。これが実現すると、児童一人当たり年間41800円、保護者の負担が軽くなります。
河村市長は、「減税やめれば増税だ」と言いますが、ひと月にコーヒー一杯分の減税よりも給食費無償化の方が、子育て世帯には、はるかにあたたかいと、私は思います。
争点の二つ目は、名古屋城天守閣木造化などの巨大ハコモノづくりよりも、福祉・教育・暮らし優先の名古屋市政へと転換することです。
天守閣木造復元は505億円という巨額の事業費がかかる。「税金は1円も使いません」と言って、河村市長が持ち出した収支計画は、木造復元後の入場者数が現在の2倍以上の400万人程度に増え、それが50年間近くも継続することを前提にしたものです。
市が委託した調査機関からは、入場者数の積算は、10年以上の将来にわたる予測はほぼ不可能で、次第に減っていくという調査結果が報告されています。
市長は、「仮に収支がよくなく
とも、必ず推進すべきもの」と赤字もありうると答弁を変えました。孫子の代まで借金を背負わせかねない無謀な計画は、いったん立ち止まって考えなおすべきです。
3月の市議会で、天守閣木造化の議案が可決しました。でも、最終決定ではありません。名古屋市が竹中工務 店と契約を結ぶのは市長選挙が終わった後です。いわきさんが市長になれば、立ち止まって考えることができます。今ある天守閣を急いで壊すことに、市民の合意はありません。私達共産党市議団が実施した市民アンケートでも、「まずは、耐震補強を行う」と答えた方が52%。ハコモノづくりよりも人づくりに、税金の使い方を変えよう!
弁護士のいわき正光さんは、副市
長をされていた時に児童虐待など福祉や教育の分野で市民のために働いてこられました。停滞と混迷の名古屋市政を自らの手で変えたいと頑張っておられます。現場に行き、対話をし、市民のために市民が幸せになるように、考えて行動するといういわき正光さんです。
憲法25条と9条を守る市長、いわき正光市長を実現しましょう!
私も、全力をあげます。
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