2016年2月 4日 (木)

安全・安心の給食を守りたい!

名古屋市は、4月から名東区の西山小、緑区の大清水小、中川区の荒子小の3校で給食調理業務の民間委託の実施することを11月に決めました。
市の退職者不補充という方針により、給食調理員を減らし、限られた人員で安定的に給食を提供するためというものです。
1月23日西山小で給食民間委託の説明会が行われました。説明会では「給食の材料は変わりません。調理・洗浄・清掃の業務を委託するだけです。人員を柔軟に配置していくことできめ細やかな対応が可能」と市は説明。保護者から「業者は大量調理の経験のある人が選ばれるのか」「経費少ないところが選ばれると業者が衛生検査など業者の負担となって安全面で不安」「4月まできちんと引き継ぎできるのか」「安全面でどうやって評価するのか」と、安全面での不安の声が出されました。「給食が今よりもよくなるといういいところが全く伝わらない」という意見に同感です。
1月28日大清水小でも保護者への説明会が行われました。「民間の人で質の低下が心配。」「アレルギーがあるので、全スタッフにアレルギーについて高い意識をもってもらいたい」「4月までのひきつぎまにあうのか」「コスト削減を食にもってきてほしくない。」
教育委員会は、こうした保護者の不安の声に対して、きちんと説明をすべきではないでしょうか。
安全・安心の学校給食は直営でこそ守られるのではないでしょうか。
調理員のみなさんは、調理を通して、こどもに食の大切さをつたえる重要なしごとをしておられると思います。
調理員が変わるだけだと教育委員会は説明します。一番大切な部分を民間委託して安全・安心な給食はできるとは思えません。衛生管理や味付けなどの点検は栄養士(または栄養教諭)さんが行っても、指示・命令は行えません。

なごやの学校給食をよりよくする会のみなさんたちにより、民間委託撤回を求める請願署名運動が始まりました。署名にご協力ください。

みんなで直営の給食を守りましょう。(写真は、西山小の給食調理室)
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2016年2月 3日 (水)

食品の放射能検査もうすぐ5年

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1月29日、関西電力高浜原発が再稼働した。避難計画もまともにできていない。新たな放射性廃棄物をつくってどうやって処理するのか?放射性物質はいらない。原発は廃炉にという多くの市民の声を無視した再稼働。許されません。

福島原発事故からもうすぐ5年です。事故が起きて1,2年は、食品の放射能の学習会を頻繁に開いてましたが、
一昨年は、1回だけ。昨年は、要請すらなくなってしまった。しかし、原発いらないと声をあげる活動は続いています。
かねてから、名古屋市の放射能検査実施状況を学習会のたびにまとめて市民のみなさんに情報提供してきたために、一回は、検査をされている方から、話を聞きたいと思い、29日、瑞穂区の市衛生研究所を視察してきました。

市衛生研究所では、チェルノブイリ原発事故発生時に購入したゲルマニウム半導体検出器と福島原発事故発生時に検出器を配置した2台で学校給食の食材を80~90品、市内流通品を100品検査しているとのことでした。

原発事故後もうすぐ5年になります。生産地では計画的な検査が実施され、食品基準値を超過した食品は出荷制限等の措置により市場に流通しないために、流通食品の安全は確保されている(名古屋市のホームページ引用)とのことです。
名古屋市としては、さらなる安全・安心の確保のため、独自に定めた検査方針に基づいて効果的な検査の実施に取り組んでいるとのことです。(市ホームページ引用)

これまでの検査結果で、基準値を超過した例はこれまでのところみつかっていない。原発事故が発生した平成23年度は農産物や魚介類から放射性物質が15品から検出。翌年は12品、3年目は8品、4年目はゼロ、5年目の今年度も1月13日まででゼロということでした。

29日は、給食の食材のネギと白いんげんペーストが検査されて、午前中、検出せずという結果を報告したということでした。
週に1回、3~4品程度検査を行うということでした。もっとたくさんの食品を検査してほしいと思いましたが、
衛生研究所の食品部のみなさんは、放射能検査だけ行っているわけではなく、残留農薬や食品添加物、動物用医薬品、遺伝子組み換え検査と検査の種類が多岐にわたり、9名で計画的に行っているという話でした。

魚についてはストロンチウムの検査について、検査員の方に質問しました。チェルノブイリ原発事故の際には、ストロンチウムの検査を行っていたが、その機器は古くなっているので、現在は使えない。検査を行うためには、放射性物質の取り扱いの資格免許の取得と、機器の分析ソフト購入、人員の配置が必要ということでした。結果が出るまでに1か月かかるのでたくさんの検査は行えないという話でした。食品から受ける放射性物質はセシウムが大部分をしめており、ストロンチウムはおよそ1割程度ということがわかっているので、スピードが求められる食品衛生行政として自治体が行う食品検査としてストロンチウムの検査は困難であるとのことでした。
東京都の衛生研究所では調査としてストロンチウムの検査が行われているということでしたので、平成31年に守山区下志段味サイエンスパークに移転する際に、ストロンチウムの研究施設の検討をもりこんではどうかと思いました。

主任検査員の宮崎さんから、検査機器のいろんなエピソードを伺い、大事に使っておられることがよくわかりました。検査の精度、数値を正確に出す、精度管理に日頃から機器を調整しておられる話に関心しました。
今は、衛生研究所を訪れる市民は少なくなっているようです。それだけ、放射能検査への関心が低下しているのかと思います。日々食べる食品は、安全第一。しかし、目に見えない汚染物質は、検査を行ったりして、安全性が保たれるように、公衆衛生は、大切な自治体の仕事だと思います。ビーフカツ事件がおきて、食の安全がおびやかされることが発生し、行政は何ができるのか。名古屋市は、各区に保健所があり、食品衛生監視員が、市内のスーパーや惣菜業者を一斉に食品表示の調査を行いました。その中で不適切な表示食品が発見されました。
食の安全をゆるがす問題が起きるたびに、どうしたらいいのかと、考えながら、活動をしています。

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2013年2月 8日 (金)

放射能と食べもの

今日は、守山生涯学習センターで、いちから学ぶ勉強会”放射能と食べもの”を行いました。

参加者は、女性4名、男性4名。少人数でしたが、じっくりと話を聞いていただけたのではないかと思います。6ヶ月の赤ちゃんをお持ちのママさん、神奈川県から名古屋に避難されてきたママさんもおられて、放射能がこどもに影響をおよぼすことを心配されて、参加されたのだと思います。

放射線の内部被曝をきをつけること、食品の検査基準と汚染の状況について、パワーポイントで説明しました。

「放射能と放射線の違いは?」「福島産のものを購入して応援してあげたいけれど安全ですか」「ベクレルからシーベルトにどうやって計算するのですか」「100ベクレル以下だったら安全であるというのはまちがいだ」など、、、、。ご質問に答えました。

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終了後、避難されている方にお話をお聞きしたところ、こどもさんの甲状腺に異常がみつかっていて、定期的な診察をうけているということでした。原発事故による放射性物質の雲が関東地域に広がって、関東の子どもたちが体の異常が本当にみられるということを知って、私は、衝撃を受けました。原発はゼロにしなければと強く思います。

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2012年8月 2日 (木)

放射性物質対策に関する説明会に参加しませんか

福島原発の事故による放射性物質の放出は、セシウムは広島型原爆の168個分。

今なお放射性物質は放出されて、私たちは、放射性物質が体の中で、細胞や遺伝子に傷をつけて被害を受けています。

原発をとめて、なくしてという多くの国民の運動が広がっています。

エネルギーのあり方についての国民に意見を聞く会が各地で開かれて、電力会社の社員が、「原発の事故で死んだ人はいない。将来もそのような人はいない。」というとんでもない発言が福島の人たちの怒りをよんでいます。私も許せない発言。

そんな時に、「食品に関するリスクコミュニケーション〜食品中の放射性物質対策に関する説明会〜」が名古屋で開かれます。主催は国(食品安全委員会、厚労省、農水省、消費者庁)です。国としての講演があり、それについて参加者との意見交換をするという説明会です。

日時:8月29日(木)午後1時30分から4時(受付1時)

場所:中区役所ホール

内容:講演 ・食品中の放射性物質による健康影響について(食品安全委員会)

       ・食品中の放射性物質の新基準値、検査について(厚労省)

       ・農業生産現場における対応について(農林水産省)

定員450名(申し込み先着順)*参加費無料

申し込み方法 別紙申し込み書「240705risukomi.pdf」をダウンロード

をFAXする(052-955-6225)
申し込み期限:8月20日  

 

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2012年7月21日 (土)

放射能から子どもをまもれ!

Hukusimanokodomotati写真は、7月7日の中川区母親大会での放射能と食の安全の学習会のようすです。

生協小幡店で、第4回夏休み企画“寺子屋in小幡”が7月24日から8月29日まで開催されます。小幡地域の団体や企業がお子さんなど地域のみなさんに、いろんな行事を提供しより豊かなコミュニテーづくりをめざして準備してきたもの。私は、昨年から親子実験教室と放射能の学習会の先生をつとめてきました。今年も、チラシに掲載されていますが、⑧親子で実験(7/27 13:30~15:00)⑩広がる食の放射能汚染(7/29(日)午前10:00~11:30)学習会を出店しました。会場は小幡店の2階。

実験教室はすでに申し込み受け付け終了しましたが、食の放射能汚染の学習会はまだ参加者募集中です。

生協の会員に限らず、どなたでもご参加できます。参加費無料。

内容は、“放射線の内部被ばくから子どもを守る”DVD(食べ物文化作成 22分)上映、

放射能の基礎知識と食品の放射能汚染の現状、放射能からこどもたちを守るにはどうすればいいのかというお話を私が、行います。

放射能のこわさを、正しく理解して、正しく怖がることが大事です。そして原発のない社会をつくるために、何ができるだろうかとみなさんと考えていければと思います。

是非とも、学習会に参加しませんか?申し込みは、生協小幡店へ(寺子屋の申し込み用紙でお願いします。TEL794-2521 夏目店長まで)

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2012年7月 7日 (土)

食品の放射能汚染の学習会

7月4日瑞穂区のこすもす保育園で食品の放射能汚染についての学習会の講師をつとめました。保育園に預けている8家庭10人の保護者さんと保育園の職員さんあわせて22人の方に聞いていただきました。1時間パワーポイントで説明をし、30分間質疑応答。

たくさんの質問をいただきました。

「検査をしている人は、放射能を見つけてやろうと思っているのか、見つけないようにと思っているのか」・・・・・検査をしている人は、おそらくそんなことは考えずにきちんと正しいデータを出そうとしていると思う。

「東京の友人は、水は水道水ではなく、ミネラルウオーターを購入している。泥んこ遊びもさせない、雨にあたらないようにしているが、どう思われるか」・・・福島も含めて自治体では水道水の放射能検査を行っており、検出限界以下となっているので、そこまで気を使う必要はないのではないか。

「小麦や大豆、お肉の放射能汚染は」・・・牛肉は、汚染稲わらを使わないように対策が取られて、基準値以下になってきている。小麦、大豆はデータを確認します。

「ソフトバンクの社長が放射能測定ができる携帯を売るようだけれど、どうか?」・・どんな性能なのかわからないが、空間放射線量のある程度測定できる機能はあるかもしれないが、食品の測定はできないものだと思われる。

「保育園としてどんなことを自治体に要請していくべきか」・・・保育園が自主的に放射能検査を行った場合に、検査費用への支援をするのはどうでしょうか

Photo*数値が高くなりやすい食品

 農産物:汚染地域の山菜、原木しいたけ、たけのこ、干ししいたけ

 水産物:汚染地域の川魚・・ワカサギ、ヤマメ、ウグイ

      福島・宮城・茨城県の底魚・・ヒラメ、カレイ、アイナメなど

  子どもたちを守るためには、食品からの内部被ばくをさけるために、食品を選ぶことと、

自治体が食品の放射能検査をしっかりと実施すること。福島県においては、除染をしっかり行い、生産者などへの補償を行うことが重要。そして福島県民の健康調査をしっりと行うこと。 大飯原発の再稼働は撤回する。原発ゼロへ。

                    

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2012年7月 6日 (金)

図書館の役割ってなあに

7月1日図書館の役割を考えるつどいが志段味地区会館で開かれ、名古屋市内の図書館で働く職員、ボランテイアで読み聞かせをされている守山の”ほんわ会”の方、利用者の方などが参加されました。主催は名古屋市の図書館を考える市民の会。

志段味図書館を指定管理者制度導入の試行
 名古屋市内の図書館に指定管理者制度を導入するかどうかを検討していくために、来年度から志段味図書館に試験的に指定管理者制度を導入することが、市議会で決められて、現在募集をしているところです。
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 富田図書館司書・塩沢さんから、志段味図書館は、人口3万に満たない地域で40万冊以上の貸し出しがあり、非常に活発に利用されていること、図書館の指定管理者制度によって、何が変わるのか、接客などの研修は行って窓口対応は向上するかもしれないが、資料の収集や、地域情報を蓄積したり、調査する業務など、専門的な人材を確保することが困難になるのではないかとの指摘がありました。

本好きなこどもたちにする図書館のとりくみ

橘図書館の金子さんは、図書館の行っている児童サービスについてお話がありました。子どもと本を結びつけるために、学校や保健所と連携して事業を行っているということでした。学校訪問は、学校から依頼があってから司書がブックトークや読み聞かせを行っているということでした。指定管理者制度では、このような児童サービスが行われるのかと疑問です。活字離れが言われている中で、図書館のこうしたサービスもこどもの読書環境をつくる大事な役割があるのを知りました。

会場からの活発な発言
参加者から「指定管理者制度のねらいは、出版業界が宣伝効果を期待しているのではないか」、「図書館に通って脳梗塞から体の機能を回復させることができた」という発言もありました。

このつどいでは、私も含め守山の方が『市民の会』に加入しました。

志段味図書館が来年度から指定管理者制度を導入されることについて、まだまだ住民のみなさんが知らない方が多いので、地元住民への説明会を開くように、求めていきたいと思いました。守山区民の会で相談します。

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2012年5月19日 (土)

食品の放射能検査を視察

16日、元職場、東海コープ商品安全検査センターを共産党名古屋市議団の市議のみなさんともとむら伸子さんたちで見学・視察をしました。名古屋市の放射能検査機器を設置したことから、民間で特に放射能検査に力を入れている生協の検査を視察して比較し、名古屋市の検査を評価してより充実させたいという市議団からの相談がありました。相談を受けて、昨年秋から1500万ぐらいするゲルマニウム半導体検出器を購入して、食品の放射能検査を勢力的に行っている東海コープの検査センターを見学することになりました。Photo

昨年からの検査結果では、放射能が検出したものはお茶と生シイタケだけ。取り扱い商品では東日本の食品は少ないこともある。食事からの放射能検査も報告があり、ゲルマニウム半導体検出器を持っている全国の生協が協力して九州と東海地方、福島・宮城・関東などの18都県で検査をしたところ、放射能が検出されたのは、宮城と福島県の食事。検出値は最高でセシウム134と137で11.7ベクレル/kgという報告でした。

より安全な食品を提供するという目的で、食品の放射能検査をしているというだけで、組合員さんは、信頼して生協を利用しているのではないかと思いました。センター長の野村さんの話で、一番心に残ったのは、高いお金をかけて検査をしているので、その検査結果をどういかすのかを、常に考えていますという言葉でした。Gerumanomonita

行政の検査は、こどもには放射性物質が含まれたものは食べさせたくないというそういう親の願いにこたえて、有効な検査、意味のある検査を行ってもらいたいと思います。

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2012年5月15日 (火)

原発と放射能汚染を考え交流するつどいin一宮

5月12日、一宮の共産党後援会主催の原発と放射能汚染を考え交流するつどいで、「食品の放射能汚染、新しく変わる国の基準」というテーマで報告をしました。512zenntai_3

原発事故後1年2カ月を経過。福島原発事故により放射性物質が被害をもたらしており、食品の放射能汚染がどんな状況になっているのか、4月から新しくセシウムの基準値が決まり、それによってセシウムの汚染状況は低下しているけれども、新しい基準で4月の検査では、タケノコや干ししいたけ、原木しいたけ、底魚や川魚の基準値を超える結果について報告しました。放射能と放射線の違い、ベクレルとシーベルトの話、低い放射線を継続して被ばくした場合に、すぐには影響がなくとも、数年後、10年後にがんになったり、白血病になるリスクはあること、こどもはなぜ放射線に影響うけやすいのか、外部被ばくと内部被ばく、内部被ばくをできるだけ少なくすることが大切だという話をしました。

食品の放射性物質の検査は東日本の自治体では勢力的に行われているけれども、東海地方、西日本ではあまり検査が行われていない。一方で子どもの給食の食材への関心は、東海地方の父母の中にはあり、愛知県の岡崎市内の幼稚園の父母が園長先生に干しシイタケの検査を要請し、その検査で、茨木産の干しシイタケから暫定基準値500ベクレル/kgを上回る1400ベクレル/kgのセシウムが検出したことも報告しました。「120512.pdf」をダウンロード

つどいには、「SAVE CHILD 一宮 放射能から子どもを守る」会の代表の女性が参加されており、「1ベクレルのセシウムが体にはいってくると1日では、86400回のからだに攻撃をうけることになる。こどもたちの食べるものには放射性物質のふくまれないものをと願っている。しかし、市は、国の基準値以下だから安全だと言う。」と発言をされました。

(*1ベクレルは1秒間に1発放射線を出すので、1日だと60秒x60分x24時間=86400秒。放射線が細胞に当たると、遺伝子に傷をつけるために、傷を修復できないと細胞が死滅したり、突然変異を起こすものもある。攻撃を受けて全部影響するのではない。)

私は、「愛知県に対して、こどもたちの給食の食材の検査を求めて運動していきましょう。」と答えました。名古屋市は、不十分ではありますが、学校給食の食材の産地を明らかにし、放射能検査も実施していることをお話しました。

つどいでは、原発を廃炉にするには、どうするのかとか、チェルノブイリと福島原発の事故の違いなど質問が出され、原発を再稼働させようとする野田政権の動きに対して、廃炉へと運動をしていこうという発言が多くだされました。512

つどいでは、福島のこどもたちの現状について質問が出されたので、外で遊ぶのが制限されていることや、ガラスバッチをつけて被ばく量を測定していること、健康調査が定期的に行われていることなど、私の知る限りのことを紹介しました。

放射能から子どもたちを守るには、日本中の原発を廃炉にすることが大事だとお話しました。

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2012年4月10日 (火)

給食の安全確保は自治体の責任で

岡崎市の幼稚園の給食の材料として使われた干しシイタケから放射性セシウムが1400ベクレル/kg検出して問題となっています。

何が問題でしょうか?

●子どもに高い放射性セシウムが含まれるものを食べさせてしまった。

●幼稚園では父母から干しシイタケの放射能が不安だということで、自主的に検査をしたのが発端のようです。

●食品の安全性を確保するには、産地での検査、流通している自治体での検査を行わないといけないのではないかと思います。

●原発事故によって放射性セシウムが放出されて、大地、河川、海に汚染が広がりました。放射性セシウム(137)は30年経ってやっと半分に減る。食品の放射能汚染、がれきの処理、福島のまち全体の除染、福島原発の廃炉と、放射能とむきあい、生きていかねばなりません。

●食品の放射能汚染は、低放射線による内部被ばくを私たちにもたらすものです。

●特に子どもたちは放射線の影響をうけやすいので、子どもたちの食べる食品、特に給食の安全性を確保するのは、最優先で行うべきことです。

●干しシイタケについては、栽培に使用するほだ木の放射能汚染を防ぐことが大事ですが、給食に使用する干ししいたけは、産地を確認し、検査を行って、父母が安心できる材料を使うように、すべきです。

●干ししいたけは、新しい基準では、乾燥食品は、実際に食べる状態、水でもどした状態で検査することになりました。

●どんな健康影響が懸念されるか、それは、少量の放射線であっても、遺伝子に傷をつけ、10年とか20年後とか、将来、がんになる確率が増えたのではないでしょうか。1回少量食べたぐらいでは、すぐに影響は現れるものではないのは、確かです。レントゲンなどと比べるのも正しくないと思います。

放射能から子どもを守るために

●給食の材料は、汚染の高い食品(しいたけ、たけのこ、川魚、東日本の魚)は、使用しない。

●給食のまるごと検査か、汚染の高い食品の検査をする。

●原発をゼロに、廃炉にする決断をして、自然エネルギーに転換していく。

●福島のこどもたちの定期的な健診

私たちにできることは、何か?

●名古屋市もシイタケやたけのこ、東日本の魚をもっと検査体制を強化して実施してもらいたい。

国が自治体の放射能検査強化への財政的な支援をすべきです。Sirasawakeikoku


大飯原発の再稼働なんてとんでもない。(白沢渓谷の桜まつり)

 

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