2013年2月 2日 (土)

人件費を削って、市民サービスがよくなるはずがない

志段味図書館に指定管理者制度を試験的に導入する地域説明会が開かれました。

1月30日と2月1日の説明会に参加しました。パワーポイントで説明をして質疑が行われました。なぜ、指定管理者制度を導入するのか理由は、名古屋市の財政がきびしいために、このままの運営を続けることは困難であるから。市民サービスの向上と効率的な運営を行うのだという。職員はこれは、相反する矛盾することのようですが、といいながらの説明。

人件費を年間1000万円も安くさせて、そのお金を図書の充実に使うという。新たなサービスをたくさん説明提案があったけれど、職員を多く配置するわけでもないし、よく聞いているとボランテイアさんで新たなサービスを充実するように思いました。

図書館の職員の資格や人数について、質問をしましたが、司書資格のスタッフは少しはふえるかもしれないですが、人件費が1000万も削って、図書館の仕事がその目的にふさわしく行えるのかと、疑問に思いました。なぜ、民間にまかせるのか?

どうしても、最初の説明が納得がいかない。安価な職員ばかりで、図書館を運営しようということが、理解できません。指定管理者制度は、4年間の契約で、不安定雇用労働者を増やすものです。司書の方も図書館の仕事を続けてこそ、それが、図書館の充実につながっていくのじゃないかと、私は思います。

おもしろい名古屋とか、SLを走らせるとか、天守閣とか、そんなことより、図書館を充実させることが大事じゃないかと思います。

指定管理者制度について、どのように4年間試行運営されて、検証を行うのか、検証基準を明確にさせていく必要があると思います。

明日、2月3日は午後1時30分から2時30分まで志段味地区会館集会室で指定管理者制度導入の3回目の地域説明会が開かれます。みなさん、参加しませんか。

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2012年8月11日 (土)

なぜ志段味図書館から指定管理者制度を導入?

守山区は市の施設の民営化がどんどん進む。守山市民病院の民間譲渡は来年4月から。そして志段味図書館が同じく来年4月から試験的に指定管理者制度へ。

志段味図書館の指定管理者制度の導入については、現在運営を任せる民間業者を公募しているところ。指定管理者制度の導入により、人件費を削減して民間が利益をあげようというわけですが、8月9日、守山区民の会と図書館を考える会で住民に対して、指定管理者制度導入について、地元で説明会を行うように要望をしました。対応された鶴舞図書館の担当職員は、人件費が安くなってサービスが変わらなければよいのではないかと指定管理者制度について、全く住民の不安に対して丁寧に説明をしようとする姿勢がみうけられなかった。図書館の市民の利用率が4割で、6割の市民が利用していないということも説明していたが、民間の業者が果たして、利用率を高めようと努力できるのであろうか?

そして、なぜ志段味図書館で指定管理者制度を導入するのか、このことについても説明がなされていない。図書館法で、図書館は無料で利用できることが定められており、どうしても、民間のノウハウをなぜ図書館にもちこむのか、理解できない。安い賃金で不安定雇用の労働者を行政がつくりだすことになるのが、指定管理者制度。期間が定められた間、図書館の運営を受託する。図書館の司書職員は、地域の住民と結びつき、専門職として経験を蓄積していってこそ、地域の文化の拠点になるのでは。4年間で仕事が打ち切られる司書。安い賃金で、研修も十分行われない心配がある。

住民説明会については、運営業者が決まって議会で議決をされてから年明けぐらいにしかやる気がないような、担当職員の対応でした。利用者に十分な説明をしていくのが、行政のやるべきことではないのか?

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