12月のオープンにむけて工事がすすんでいます。
ところで、この施設は昨年建物のくいを打つ基礎工事で手抜き工事がみつかり、くいを再度打ち直すという大変な問題がおきたのはご存知でしょうか。名古屋市が直接発注するのではなく、PFIという民間の資金やノウハウをいかして、民間に建ててもらい、運営も民間に委託するというやりかたで、経費を削減するというもの。民間に任せて工事が行われるので、名古屋市が管理監督をしないので、工事の品質を確保できるのか、問題のあるやり方。手抜き工事を行ったPFIを行っている日立エスアンドエスは、内部の管理を徹底し、法令順守を徹底させるということだった。工事完成までに、小さな法令違反のことが起きていたが、今回、また工事で出た残土の処理をめぐって問題が発生している。(自転車置き場の東に見える土の山がスポセン工事による残土)
工事で土地を掘った際にでた土やくいなどのコンクリートのかたまりなどが、東方につまれている。くいなどのコンクリートのかたまりなどは、産業廃棄物として適切な処分が必要である。6月上旬にこの土が、春日井市の松河戸町の区画整理事業を行っている土地に持ち込まれた際に、コンクリートのかたまりも含んでおり、そうした処理のしかたが適法であるのかどうか、疑いを指摘した市民の方の通報が、問題の発端。
私は、名古屋市側に、きちんと調査するように、問いただしてきました。名古屋市の環境局はスポーツセンターの工事で排出された不適切に打ち込んだくいを引き抜いたりして出た産業廃棄物が適切に処分されたかどうか、調査を行なった結果を、29日に聞いたところです。昨年からの産廃の排出は適正であった。今年6月の残土処理においては、春日井に持ち込まれた土の約1%(トラック1台分ぐらい)がコンクリートがら(産廃)が含まれていて、6月12日に春日井からスポーツセンターにもどしたという報告でした。
つまり、S工業は適切に処理をしてきたという報告。
一方、春日井市側は、もちこまれた土について、掘り起こしてどれぐらい産廃が含まれているか調べたが、”土の中にコンクリートがらなどの産廃が入っているのは問題だ”と指摘されたので、”問題があると疑われるような土はいらない”とS工業に通告をし、S工業もそれを受け入れて結局スポーツセンターからもちこまれた残土約750m3はスポーツセンターにもどされることになりました。(この写真はコンクリートのがらを持って帰ってきた後に撮影)
こうした状況を知った私は、名古屋市の環境局はどう対応するのかと、聞いたところ、春日井から戻される残土は、コンクリートがらなどの産廃と土をしっかりと区分けをして処理するように、指導をしていくということでした。
スポーツセンターは市民が今か今かと期待して待ち望んでいる施設です。工事で出た産廃は適切に処理をしてもらうよう、名古屋市として指導・監督を直接行なってもらいたい。
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