2010年11月13日 (土)

守山スポーツセンターが12月1日にオープン

守山区民がまちに待ったスポーツセンターが12月にオープンします。昨日は、守山区の公職者会がスポーツセンターの会議室で開かれ、オープン記念の企画などの説明がありました。スポーツセンターはゆとりーとラインの小幡緑地駅に面して、建てられました。スポーツセンターは、名古屋市の施設ですが、PFI方式で、建築から運営までを民間に委託するやり方のために、いろいろな問題がでてきました。建築工事では、当初基礎となるくい打ち工事で手抜き工事を市民からの指摘で問題が発覚し、杭を抜いて、再度打ち直すことになり、工事が遅れていただけに、開設が間に合ってSuposenpuru よかったです。

1階が温水プール(25mX6コース)、2階3階バスケットやバレーボールなどができる競技場は観覧席1259席、トレーニング室、エアロビクスができる軽運動室、民間の施設としてリラクゼーションルームや屋外フットサルコートが設置されています。

1日に開館記念式典が行われ、実際には2日からの利用で、3日金曜日は休館日、4日、5日にオープニング記念イベントが用意されています。14日の朝刊にチラシがはいる予定とのこと。Obataryokuti (スポーツセンターから見た小幡緑地の紅葉、小幡緑地を散策するのもきっといいですね)

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2010年7月31日 (土)

守山スポーツセンターの工事で出た残土の処理問題

201007251125suposenzando1 12月のオープンにむけて工事がすすんでいます。

ところで、この施設は昨年建物のくいを打つ基礎工事で手抜き工事がみつかり、くいを再度打ち直すという大変な問題がおきたのはご存知でしょうか。名古屋市が直接発注するのではなく、PFIという民間の資金やノウハウをいかして、民間に建ててもらい、運営も民間に委託するというやりかたで、経費を削減するというもの。民間に任せて工事が行われるので、名古屋市が管理監督をしないので、工事の品質を確保できるのか、問題のあるやり方。手抜き工事を行ったPFIを行っている日立エスアンドエスは、内部の管理を徹底し、法令順守を徹底させるということだった。工事完成までに、小さな法令違反のことが起きていたが、今回、また工事で出た残土の処理をめぐって問題が発生している。(自転車置き場の東に見える土の山がスポセン工事による残土)

工事で土地を掘った際にでた土やくいなどのコンクリートのかたまりなどが、東方につまれている。くいなどのコンクリートのかたまりなどは、産業廃棄物として適切な処分が必要である。6月上旬にこの土が、春日井市の松河戸町の区画整理事業を行っている土地に持ち込まれた際に、コンクリートのかたまりも含んでおり、そうした処理のしかたが適法であるのかどうか、疑いを指摘した市民の方の通報が、問題の発端。

私は、名古屋市側に、きちんと調査するように、問いただしてきました。名古屋市の環境局はスポーツセンターの工事で排出された不適切に打ち込んだくいを引き抜いたりして出た産業廃棄物が適切に処分されたかどうか、調査を行なった結果を、29日に聞いたところです。昨年からの産廃の排出は適正であった。今年6月の残土処理においては、春日井に持ち込まれた土の約1%(トラック1台分ぐらい)がコンクリートがら(産廃)が含まれていて、6月12日に春日井からスポーツセンターにもどしたという報告でした。

つまり、S工業は適切に処理をしてきたという報告。201007251124zando

一方、春日井市側は、もちこまれた土について、掘り起こしてどれぐらい産廃が含まれているか調べたが、”土の中にコンクリートがらなどの産廃が入っているのは問題だ”と指摘されたので、”問題があると疑われるような土はいらない”とS工業に通告をし、S工業もそれを受け入れて結局スポーツセンターからもちこまれた残土約750m3はスポーツセンターにもどされることになりました。(この写真はコンクリートのがらを持って帰ってきた後に撮影)

こうした状況を知った私は、名古屋市の環境局はどう対応するのかと、聞いたところ、春日井から戻される残土は、コンクリートがらなどの産廃と土をしっかりと区分けをして処理するように、指導をしていくということでした。

スポーツセンターは市民が今か今かと期待して待ち望んでいる施設です。工事で出た産廃は適切に処理をしてもらうよう、名古屋市として指導・監督を直接行なってもらいたい。

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2009年6月19日 (金)

安全な建物を建てて!

月曜日、守山スポーツセンターの事業者に対して、工事に使用する発電機の使用届が出ていないということで、必要な届を出すまでは、工事を行わないようにと、中部近畿電気保安監督部から指導があり、その後、事業者が書類を提出して、18日から工事が再開されたということでした。くいの不正工事があり、改善報告書が出されて、杭抜きの工事が始まったばかりのことでした。コンプライアンスの教育指導を行い、また、工事の監督を徹底して行うという報告書が出て、今度はきちんと工事が進むのかと思っていたのに、また不備がみつかりました。市民が待ち望んでいるスポーツセンターです。名古屋市もきちんと再度点検しなおして、安全に建物を建てていただきたい。市民にも工事のいろんな不正があったことを説明すべきではないか。2009_0609kuikouji

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2009年6月 5日 (金)

杭ぬき工事の現場視察

605nuitakui 昨日守山スポーツセンターの杭ぬき工事の現場を視察した。まずは、抜かれた杭を見せてもらった。下から2メートルほどの「根固め部」といわれるところがどれほど固いセメントが付いているかを確認し、できればそのセメントの塊をもらってセメントの強度を調べようと思っていた。

現場でみた杭は一番下の節から1メートルくらいのところは、写真の通り、セメントはほとんど付着していなかった。なぜセメントが付いていないのかと尋ねると、”杭を引き抜く際に、節の下のところに爪のようなものでさぐるから、取れた”という説明。この部分についてセメントをもらうことができた。

その上の節まで1メートルくらいのところは触ってみるとセメントはある程度の固さはあり、付着していた。ビデオではさらにそこから上の節の周りのセメントが崩落していたが今回のくいはセメントが付いていた。

その後、現場事務所でくいを打つ工法の説明とセメントの強度の説明などについて、教育委員会と塩浜工業による説明を受けた。教育委員会が工法の説明をし、そして塩浜工業の現場所長の説明を受けた。”セメントの強度は、節ぐいの場合、一番下の根固め液を流す2mまでは、20N以上の強度が必要でその上の節の部分は0.7N以上の強度が必要”ということであった。

ちなみに最下部の根固め部の太さはω=1.0で特に太くしていることはなかった。これは杭が支持層まで達しているということらしい。この地域がその程度の深さで支持層まで届くのか、また質問してみたい。

節杭のまわりのセメントがぼろぼろ落ちていいのかという疑問に対して、「強度0.7というセメントは落ちても問題はない」という返答であった。実際のセメントがどれくらいの強度があったかについて市当局は「企業の検査で問題がないので市として再度調査することはない」としている。

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2009年6月 2日 (火)

本当にこれで心配ないですか

601nukaretakui守山スポーツセンターのくい工事で、抜かれた杭の映像を見て、これで心配ないのか?杭の強度は大丈夫なのか、と、市役所の建築を専門とする部局に聞いてみました。「杭のまわりのセメントの強度は周辺部と根固めの部分と異なる基準がある。くいのまわりにセメントがかたまっていなくても問題はない」という返答でした。(写真は6月1日に抜かれた杭。周りのコンクリが落ちて、くし型の杭が裸になっている。根固めの部分もコンクリが割れている)

そこで、教育委員会にも同じ質問をしたら、PFIの守山エスアンドエスからは、セメントの強度については、市の基準以上であったという報告をもらっているので、それで適合していると判断しているとの返答でした。

私は、工事現場でぬきとったというテストピースが別につくられたものではないかと疑問に思い、実際に抜いた杭に付着していたセメント(?)のようなものを検査して、実際の強度を測定して基準を満たしているのか、調べてもらいたいと、要望しました。しかし、教育委員会は、「エスアンドエスの報告書に不正がないと書いてあるから問題ない」と繰り返すばかりで、「検査は不要」であるという返答でした。

PFI方式のために、丸投げになっているようでならない。杭の強度がきちんと確保されていなければ、一部の工事の施工会社を変更しても、同じではないか。私は、安全に建築してもらいたいから、教育委員会に言っているのに、理解されない。

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2009年5月31日 (日)

YouTube kcz-0888

yu-tubeを見てびっくりです。杭のまわりについているはずのセメントが、ばらばら落ちていました。これで、スポーツセンターの建物の土台を支える杭は適正なのかしら?大変なことになっている。スポーツセンターは小幡緑地のそばに作られるので、市民が期待して待っているのに、安全な建物をつくってもらわねばならない。工事現場の人たちは、あの杭を見てどう思っているのか。

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2009年5月30日 (土)

不正工事の杭を抜いてみたら・・・

530kouji 守山スポーツセンターの手抜き工事について、金曜日に教育委員会になぜこのようなことが起きたのか、原因を再度聞いたが、納得できるものではなかった。来週現場の工事を見せてもらうようにお願いした。来週から、本格的に手抜き工事のあった杭を引き抜くということだった。

しかし、近所の人が、杭を抜く重機と杭を破壊してしまう重機が入って、今日、抜いてみたら、”セメントがついてなくて、ぼろぼろだった”という話を聞いた。どういうことなのか?くいのまわりにセメントがついているの?くい先にセメントがついているの?と質問したが、セメントが回りの土と混ざって固まっていなければならないのに、ぼろぼろとおちたということのよう。

くいの溶接だけの問題ではないってこと?現場を撮影した動画がYU-TUBEにアップされるようです。とにかく、教育委員会に、抜いた杭の状態をしっかりと見てもらい、本当に大丈夫なのか、安全なスポーツセンターにしてもらわねばと思いました。住民にきちんと説明をしてもらうようにしていきたい。現場を監視しなくては。(写真は、くいを破壊する機械だそうです。)

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2009年5月23日 (土)

市民はピリピリしている

私の知人が、小幡緑地を通りかかったところ、スポーツセンターの工事が始まっていたので、写真をとろうとしたら、警備員が”みんな神経をピリピリさせているから刺激するようなことは控えてほしい”と言われたので、”新聞でも報道されて、ピリピリしているのは市民の方だ。税金が使われているのだから”と答えたということでした。知人の言う通り、市民は不正な工事が発覚して、大変不安に思うのは当然のこと。523supocenkouji

私は、21日、教育委員会に工事がどのような状況になっているのか聞き取りを行った。教育委員会は、工事を委託した守山エスアンドエスから出された改善報告の内容を確認し、くいの工事のしかたを変更して、工事の監理体制を強化させて、22日に工事の再開を承諾する予定だという方針を聞いた。工事の管理責任者や写真撮影を行った作業員を更迭して守山エスアンドエスを構成する企業できちんとセルフモニタリングを強化することで、工事の適正化をはかるというものであった。これで工事の不正が防げるのだろうか?本当に・・・。

教育委員会は、金曜日も月曜日も工事現場を確認していくという話だったが、そもそも、なぜ不正が起きたのか、誰が指示したのか、誰の責任なのか、名古屋市は責任はないのか・・・、そもそも、市民が工事の問題を指摘しなかったら、気づかなかったら、このままくいの溶接不備なままでスポーツセンターがたってしまったらと思うと、ぞっとする。やはり、PFI方式で民間に施設を工事から運営まで発注することは、問題があるのではないか。523supocenkanban

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2009年5月11日 (月)

守山スポーツセンターの工事

418suposen_2 4月初めにスポーツセンターの工事について、市民が問合せ、その人の個人情報が工事関係者にもれるという問題が新聞で報道された。教育委員会は、PFI方式でスポーツセンターを民間にまかせて建築工事が始まったわけであるが、工事の問題を指摘されて、あろうことか、工事関係者に、市民の情報をもらし、関係者から説明させようとしたことは、全く無責任である。現在くい打ちの工事は終了したようであるが、建物の基礎となる工事に問題があるのかどうか、設計通りに、工事がなされているのか、教育委員会には、きちんと点検をしてもらいたいと、要請をしている。今のところ、報告書がまとまっていないようである。PFI方式であるために、直接的に建築工事の点検がなされないために、このようなことになっているのかと考えられる。三重県では、下水処理施設工事で施設を支えるくいの安全性のデータが改ざんされ、検査のために工事が1年以上も中断していることも起きている。市民が待ち望んできたスポーツセンターであるので、建物の安全性はきちんと確保して建築してもらいたい。PFI方式という、民間のノウハウをいかして経費を節減するというやり方では、安全性が十分担保できるとは思えないと疑問に思い、PFI方式には反対してきたが、現実問題として、市は責任をもって今の工事の状況を点検すべきである。

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2008年7月21日 (月)

タラソ福岡の視察

715tarasogenkan 7月15,16日と共産党市議団の5名で福岡と熊本の視察に出かけました。15日は、福岡市議団と懇談をし、PFI事業国内で3番目にとりくんだスポーツ施設 タラソ福岡の破綻とその後の再建の状況を調査しました。タラソ福岡は、清掃工場の余熱を利用し、電気代と土地は市が提供し、民間企業の資金とノウハウで温海水プールがつくられたのですが、建築にかかわった大木建設の経営破たんがそのまま影響しました。PFI事業の破綻の原因は、健康施設の利用予測が市場調査もなく過大であったこと、ゼネコンの過当競争の中で経営難の大木建設が、仕事欲しさにとびついて投資企業が融資したこと、市が安いからといってノーチェックで選定したことに原因があると共産党市議団の事務局から報告を受けました。破たんの処理は、施設と営業権を新会社に売却し、15年間で12億のサービス提供料を市が負担していくことで再スタートしています。

715taraso コナミが運営をして、中高齢者を対象にしたプールでのエアロビ教室、フラダンス教室などが行なわれていました。破たんをしても旧会社は新会社に売却してその代金で旧会社の借金は返済され、破たんの責任が免罪されているのです。PFI事業というのは、破たんをすると、民間企業の利益を擁護する一方で市民には借金がおしつけられる事業であるのが明らかです。

守山スポーツセンターはこのPFI事業ですすめられることが2月議会で提案され、共産党は反対をしましたが、与党多数で決められてしまいました。守山のみなさんから期待されているスポーツセンター建設には、私たちは賛成ですが、やり方が問題です。23年12月オープンをめざして、8月までに実施設計がされることになっています。PFIによる日立グループの設計建築運営管理を20年間すすめることになっています。PFIの問題が守山スポーツセンターで起きてこないかという問題意識で、タラソ福岡の視察にいったわけですが、市議団内で今回の視察をまとめて、守山スポーツセンターにもいかしていきたいと思っています。

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