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2020年10月28日 (水)

コロナ禍と子どもたち

    

10月24日森孝東コミセンの会議室で、小学校統廃合を考える会 第2回懇談会を行いました。

今回は、統廃合アンケートで期待が大きかった(少人数学級=きめ細やかな教育ができる)について勉強しました。

講師は、「子どもと保護者が安心できる30人学級を求める会」の事務局員で教師の七海純子先生です。20数年前から30人学級を求める署名運動をおこなってきたということです。コロナ禍で全国知事会・全国市長会・全国町村長会の3会長が政府に「少人数編成を可能とする教員の確保」を要請するという中、30人学級の実現をもとめる署名を2万筆目標でとりくんでいるとのことでした。

コロナ禍で子どもたちは、名古屋市で9万7000人が過密学級(31人以上)で学んでいること、3か月の休校で学習の遅れをとりもどそうと、6時間授業が5日になっている、会話もできない授業、教師は毎朝の検温チェックと下級職の配膳など忙しい。 そんな中で子どもたちは不登校の子が増え続け、教職員の精神疾患休職者が増えている。教員は非正規教員が増えているという実態。  

そんな中で名古屋市は少人数学級(=名古屋市は小1、2年生は30人、中1年生35人、あとは40人学級)どころか15年間で77校を統廃合する計画を決めた。名古屋市は2008年から少人数学級について変化はない。統廃合によってひとりあたりの延べ床面積は少なくなった。

少人数学級を求める動きが活発になっている。名古屋市議会でも国に対して少人数学級をもとめる意見書が採択された。「ゆとりある教育を求め全国の教育条件を調べる会」の提言も紹介されました。

少人数学級のメリットは学習会参加者はほとんどの方が認めるところでした。おひとり大人数でこそ切磋琢磨できるというご意見の方もありました。

懇談会の参加人数は10名の少人数でした。中学生小学生の保護者の方の出席が少なかったので、今回のような場をもっと広げていくようにしたいと思います。

特に教員がコロナ禍で「分散登校」経験から、少人数学級の教育効果を再認識、実感したということが紹介されました。コロナ感染対策から少人数学級を実現していけるように、クラスの人数を段階的に、計画的に減らし、教員と教室の確保を計画的に進める方向にむかっていけるよう、名古屋市、国にもとめていく運動が大事だと思いました。

 

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2020年10月 7日 (水)

コロナ禍で少人数学級のよさがわかり変えていくよい機会

7月から8月にかけて行った森孝中学校区の小学校統合計画アンケート。117通の返信(8月末まで)をいただきました。

ご回答いただいたみなさんに感謝申し上げます。

アンケートでは統廃合計画についてのご意見について、こちらで用意した意見例にチェックを入れる形でお聞きしました。

 (117通の内訳: 地域住民71人 保護者22人 未記入24人) 

一番の特徴は、コロナ禍で少人数学級のよさが保護者も地域の住民のみなさんも賛同者が多いということではないでしょうか。

そしてこどもの安全が第一であるということで、統合することによって通学距離が長くなることでの交通安全確保、熱中症への心配があるということではないでしょうか。そして、昨今の豪雨災害発生などから避難所としての小学校の防災拠点は必要だという意見が多数となっているのが特徴ではないでしょうか。

自由記述欄には、みなさんコロナ感染拡大の中で少人数教育が必要だという意見が多くみられました。

特徴1.「少人数学級の方がはきめ細やかな教育ができる」70人回答(60%)
                保護者22人中16人回答(73%) 

特徴2.通学路の安全性についての懸念表明が72人回答(62%)

  「通学距離が長くなるので、交通安全や熱中症などが心配である」

            保護者も懸念22人中14人回答(64%) 

特徴3.「現在の小学校は地域交流や防災拠だからなくすべきでない」62人回答(53%)

保護者も同意見22人中11人回答(50%) 

特徴4.「クラス替えができないと人間関係が固定化するから統合すべき」29人回答(25%)

    保護者は22人中8人(36%)

クラス替えができなくても実害はない  51人回答(44%)保護者は22人中10人(45%)  

 

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森孝中ブロックの3つの小学校を守れ

   2019年3月に名古屋市は小規模校の統廃合計画を策定した。

クラス替えできない小学校は統廃合をすすめるというものである。 私の住む守山区では森孝東中学校の地域にある3小学校が小規模校であるとして3小学校を一つの小学校に統合し、そして森孝中学校との小中一貫校にする計画を打ち出して、今年、1月下旬から2月はじめに地域説明会・意見交換会を開いた。

3つの小学校を統合すると様々な問題がでてくる。小規模校がなぜいけないのか、今の小学校で何か問題が起きているのかと質問がでて、参加者は納得した人は少なかったように思った。そうこうするうちに新型コロナウイルスの感染拡大で全国一斉休校。コロナ感染予防からこどもたちの学校での身体的距離を確保するには、少人数学級が良いことは誰もが納得することでしょう。

そんな中で、名古屋市は小学校統廃合の計画を粛々とすすめようとするのか、6月に1月末に行った学校統廃合の森孝地域での説明会の開催結果をホームページで好評し、地域でも地域回覧がされた。それで、これはコロナ感染拡大で統廃合計画は止まったのではなく、進めようという教育委員会の動きに対応しようと、私たちは、森孝地域に学校統廃合計画がすすめられようとしていることを知らせ、私たちの対案として少人数学級こそこどもたちが安心できる学校ではないかと、チラシを作成し、全世帯に配布をしました。そして統廃合についてのアンケート用紙も返信用封筒を添付しました。

1 2 そうしたら、8月下旬までに100通を超えてアンケートの返信が届いたのです。

 

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