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2016年9月24日 (土)

国道302号11センチの段差

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日本共産党本村伸子衆院議員より、守山区の松坂町の国道302号で沈下している場所があるので、現場調査に立ち会ってもらいたい、建築物の基礎工事に詳しい地元住民から、国道の基礎工事の際、くい打ちの段階で不正があったことが強く疑われるので調査をしてほしいと、本村事務所に届いていたことがことの発端です。

9月18日、本村伸子衆院議員とくい打ち工事の問題を指摘した地元住民とその道路に詳しい研究者の方たちと私、くれまつ、環状2号線に反対する運動団体のSさんたちと沈下場所を視察し、その後、地元住民と懇談しました。

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沈下場所は、小幡西インター信号から北へ行ったところ。路肩部分で沈下箇所は最大11センチほどの段差ができています。昨年、社会問題になり、本村議員が衆院国土交通委員会の質問でも取り上げた、横浜市のマンションが傾いた事案でも沈下は4センチ程度でした。

車が通る部分は応急的に補修されていますが路肩には「この先段差あり」との看板が立っており、バイクや自転車での通行は危険な状態です。側面の遮音壁も沈下の影響でひび割れ、隙間ができていました。

本村議員と地元住民の案内で、沈下箇所周辺の建物にまでひび割れが生じている様子も視察しました。

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告発した住民の方は「工事の施工管理がきわめて不十分で、国土交通省の責任は大きい」「どこまで沈下すれば国交省は責任を認めるのか。この沈下は工事時点では想定していなかったはずだ」と訴えました。

本村議員は「災害時には、こうした郷土の弱い部分から影響を受けるのではないか」と指摘。今後、国交省に当該工事に関する情報開示を求めるなど、実態を明らかにするため奮闘することを約束しました。

国道302号真下は名2環が走っています。沈下場所は、白沢架道橋です。国の責任で実態を明らかにするように、本村議員に追及してもらいたいです。

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2016年9月21日 (水)

小学校給食は直営自校方式を守れ

9月議会 本会議(9月16日) 議案外質問
小学校給食は直営自校方式を守れ

さいとう愛子議員は9月16日の本会議で、名古屋市が2016年4月からの名東区の西山小学校、緑区の大清水小学校、中川区の荒子小学校の3校において、給食調理業務を民間委託して起きた問題点を指摘し、委託の見直しを求めて質問しました。

経費削減だけを目的に委託化 

 名古屋市の小学校給食はこれまで、自校で直営調理業務が行われてきましたが、業者に経費的なメリットがあるように1000食以上の大規模校を対象にし、経費削減をねらって給食調理業務の民間委託が実施されました。多くの保護者の反対の声や2万9千筆におよぶ署名に背を向け、保護者の声もまともに聞かずに委託を強行した名古屋市に対し、さいとう議員が保護者の怒りの声や不安を募らせている状況を紹介し、委託の見直しを求めました。

市の現場確認でも多くの指摘事項

 委託実施前のためし調理と試食会に参加した保護者も、食材の調理器具などの処理の仕方など、安全管理について心配していました。
 委託後の市の調理員による現場確認でも、温度差により食材が傷みやすいので、十分釜をさましてから使うようにとか、使用後の肉の容器などの汚れたものが置くべき場所に置かれていなかったなどの改善の指摘がなされています。

異物混入など相次ぐ

 1学期の間に4回の異物混入などの事故が起きてしまいました。8月に行われた市議会の請願審査でも、「委託校3校で1学期に4件。直営校のこれまでの件数より多い」との答弁でした。さいとう議員は「毎日のこの深刻な事態をどう受け止めているのか」とただしました。教育長は「異物混入はお詫びする」というだけで、「委託してもこれまでと変わらない。衛生管理も国や市の基準に基づいている」として「保護者懇談会や学校給食運営委員会等に報告し、委託業者に対して改善指導をしてきた。引き続き、安心で安全な給食を提供する」というだけでした。

根拠のない「安心・安全な給食を提供」

 委託後の衛生管理等の確認状況を見ても、「3校とも、多くの人員を配置し、丁寧な調理、洗浄作業が行われた(教育長)」とは言えません。さいとう議員は「安心して保護者がまかせられるという根拠を示していません。退職者不補充でしかたないとの立場ではなく、若い世代に技能と経験を引き継ぎ、直営自校方式の伝統を守る方向へと切り替えを」と強く求めました。


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