河村市長はぬくとい市民というけれど大型開発しか考えてない
名古屋市の新年度予算案が公開され、新聞でも報道された。そして今日から名古屋市議会が開会された。市長の所信表明を途中からインターネット生中継を見て、聞いた。
リニア新幹線の開業となると東京に人や企業が逃げていくから、名古屋の魅力、つまり駅周辺の再開発事業を推進しようという事業計画。
名古屋駅前の4つの巨大ビル群への補助金は66億円(ミッドランドスクエア、スパイラルタワー、ルーセント、クロスコート)使われた。公共空間整備の名で巨大地下通路に165億円これから使う。金城ふ頭に民間の集客施設がつくられるから、その便宜をはかるための5000台収容の市営駐車場をつくる。結局のところこれまで続いてきた古い自民党型の市政ではないか。
大企業・金持ち優遇の減税を行うために福祉を削り、市民負担増。消費税増税という安倍政権の悪政から市民の防波堤にはならず、そのまま市の公共料金(市バス・地下鉄料金、上下水道料金)の値上げを実施ししようとしている。70歳以上の医療費窓口負担が2倍になることについて、先の市長選挙では負担軽減を公約にかかげていたのに、予算には負担軽減はもりこまれていない。「世界のナゴヤ、本物のナゴヤ、ぬくとい市民」のぬくとい市民はどこかに行ってしまった。後期高齢者医療の保険料は年間ひとり2622円の値上げである。
子育て支援に力を入れているように宣伝されているけれども、公立保育園は民営化計画をどんどん進めている。
金持ち・大企業優遇減税をやめれば117億円で福祉・子育て・教育の充実のために多くの事業ができるのではないか。
今、守山区の市の施設が民営化が進行している。守山市民病院は民間譲渡されて、医療機能は低下している。しだみ図書館が指定管理者制度に試験実施された。公立保育園の民営化計画も進行。こうした市民サービス低下に現在の6人の議員は全員賛成してきた。
市議会は、福祉切り捨て、大型開発優先の河村市政に反対し、住民のくらしをまもる立場に立ってがんばっているのは共産党の5人の議員だけ。私は、議席をとりもどし、いのちとくらしを大切にする市政実現に奮闘したい。安倍政権の暴走と河村市政の迷走にストップをかけよう。
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