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2013年9月18日 (水)

生活保護費の引き下げはやめて!

9月17日、愛知県庁西庁舎第14会議室で生活保護費が8月から引き下げられたことについて異議があるとして、不服審査請求が行われました。私も保護費が減額されて、生活が苦しくなるという方から、不服審査請求を行いたいとの相談をうけて、代理人となり、不服審査請求書の作成に関わり、愛知県弁護士会の森弁護士さんたちと書類の提出に出向きました。Moribenngosiblg
西庁舎の会議室には不服審査請求をされる本人のかたが数十名おしかけ、この日は愛知県に出された書類は256件。全国では7671世帯が今回の審査請求が出されました。

保護費の削減は、物価が下がっているからという理由で保護費を世帯平均6.7%、最大10%も引き下げを3年間段階的に実施するというもの。

4人家族の世帯で5000円の減額となったKさんは、「母親が持病があり、食事に注意しないといけないのに、保護費が削られると、生活がますます苦しくなる。保護費を削るのは納得いかない」と訴えています。Dairininjunkoblg

生活保護費の引き下げは、住民税非課税基準や就学援助基準、最低賃金などさまざまな制度に直結し、国民生活そのものへの引き下げにつながるものです。健康で文化的な最低限度の生活を保証するという憲法25条がまもられないようになっていく問題。

今回、大勢の方が、人間らしく生きたいと声をあげられました。暮らしを破壊する消費税増税を中止させる声をあげていきましょう。共産党がいま行っている来年4月からの増税中止の署名にご協力ください。

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2013年9月16日 (月)

自衛隊の国防軍化を許さない!

 昨日15日、平和委員会で「私は自衛隊を銃刀法違反で告発した」と題する学習会が開かれました。講師は、東京練馬区在住の種田和敏弁護士。守山では自衛隊の行進訓練が頻繁に行われており、反対運動の参考になるかと思い、参加しました。Dsc_0033

 種田弁護士による自衛隊をウオッチする市民の会の活動報告。東京での自衛隊の武装行軍訓練が42年ぶりに行われることになり、2週間という短期間で、訓練に反対する運動が報告。訓練は、のどかな公園に大型ヘリで降りてきて銃を構えて、にぎわう商店街を通過、狭い歩道、駅前を通過するという内容。

反対運動としては、街頭宣伝、ビラ配布、アンケート調査、防衛省、駐屯地、警察、区役所への要請、学習会。そして、「訓練禁止の仮処分申請」を行なったということでした。Dsc_0008

訓練が平和的生存権、生命身体の安全、平穏な生活を侵害すると主張しましたが、結果は却下でしたが、マスコミにも大々的に報道され、訓練内容も大幅に修正されたということでした。

そして、練馬駐屯地でのお祭りで、武器の操作体験が行われていることについて、武器操作体験は、銃刀法違反ではないかと、防衛大臣に質問状を送ったが、回答がなく、、「元防衛大臣らを刑事告発」したということでした。その結果、君塚陸幕長は、「告発の結果が出るまでは、練馬駐屯地祭(4/14)での武器操作体験を中止する」と会見を行い、駐屯地祭での武器操作体験を阻止できたということでした。その後、全国各地の自衛隊イベントで、市民に銃を触らせない取り扱いとなりました。

Tanedabenngosi_2憲法に定められた平和に生きる、生存権という憲法をもとにして、自衛隊の行軍訓練に抗議する運動を私たちは、守山、愛知でとりくんできましたが、憲法をもとにした法律とか条例などを根拠にした、若き弁護士と市民による自衛隊の監視活動のしかたは、愛知でも守山でも活かせることがあるのでははないかと、思いました。守山から若き弁護士さんも学習会に参加されていたので、力になっていただければと思いました。

自衛隊の任務は、先守防衛から、アメリカと一体となった軍事行動への道に大きく舵をきりつつある中、自衛隊を国防軍にさせない大きな市民運動をつくりたいと思います。

市民の中に、自衛隊がとけこんでいくために、市街地での行軍訓練を強めたり、基地の中でのお祭りを行っていると私は思います。

守山自衛隊は9月29日に51周年記念行事が行われ、戦車試乗が宣伝されています。戦車の車体の上に試乗するようですが、安全が保証できるのかと疑問に思います。

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2013年9月 4日 (水)

汚染水を海へ流すな!

原発の汚染水対策の基本方針を安倍政権は発表しました。対策はこれまで東電がしめしてきた対策を踏襲したもので、抜本的な対策には程遠い。

問題は、「汚染水が漏れたタンクより海寄りの位置からの地下水を「海洋に放出する」として、政府の「漏らさない」という建前すらないがしろにしていること」(赤旗新聞より、日本共産党原発・エネルギー問題対策委員会責任者・笠井亮衆院議員の話)です。海洋放出などありえない 

 300トンの汚染水もれが問題となっている地上タンクからの汚染水もれ対策をどうするのか。これについては、汚染水漏れのリスクが低い溶接型にすべて置換する方針ですが、いつまでに行うのか時期さえ定めていません。ボルトでしめた簡易のタンクの耐用年数は5年しかなく、相次ぐ汚染水漏れの発生に、「総点検」が必要と4月に指摘してきたのは日本共産党の塩川鉄也衆議院議員。その指摘を軽視して、汚染水漏れを放置してきたことが、今回の非常事態を招いています。

政府の基本方針は、技術的な裏付けや実現性の保証が疑われるものです。

政府の責任で汚染の実態や原因の全容を調査・把握して国民に明らかにし、内外の集団的英知を総結集した抜本的な対策を立て直すことこそ急務です。

原発再稼働方針をあらため、原発は廃炉の道に踏み出すべきです。

<政府の基本方針>(福島民報より引用、赤字はくれまつ)

■政府の汚染水問題に対する基本方針の要点

▼建屋周辺の地中を凍らせて壁をつくる凍土遮水壁の設置や、汚染水から放射性物質を取り除く浄化設備の増設に、予備費など国費470億円を投入▼廃炉・汚染水対策関係閣僚会議や現地事務所を設置して東電主体の体制を見直し、政府の関与を強化。政府と東電で現地調整会議も新設

 

 

▼廃炉に向けた作業や汚染水の管理計画のリスクを点検
 
▼国、県、東電が実施する海洋モニタリング情報などを一元的に公表。安全性についての国際的な広報体制を強化
 
原子炉建屋に流れ込む前に地下水をくみ上げ、海に放出する地下水バイパスを稼働。関係者の理解に最大限努力


 
▼汚染水を漏らさないため、溶接型タンクを早期設置

 

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2013年9月 2日 (月)

汚染水もれで魚が心配です・・

福島第一原発の汚染水もれ。非常事態です。タンクから300トンも漏れていたことが明らかになりました。

汚染水の現状は「福島第一原発1~4号機には、一日約1000トンの地下水流入があり、このうち約400トンが建屋に流入。残りの約600トンの一部がトレンチ内の汚染源に触れて、汚染水として海に放出されている状況」と経産省の資料(8/7原子力災害対策本部の会合)に書かれています。

海に流れ出している地下水の量は1日あたり300トン程度。8月7日に開かれた原子力災害対策本部の会合のあと、資源エネルギー庁が発表しました。300トンもの地下水、高濃度にすべて汚染しているとは思われませんが、トリチウムやストロンチウムが海水から検出されています。汚染水の海への流出をとめる手立てをとらなければならない!

安倍首相は、国が責任もって対応すると今日の党の会議で発言したという。現地に対策本部を置き、そして国会でも汚染水問題の対応方針について審議を行うことが先決。共産党は衆議院でも参議院でも審査を行うように働きかけをしているが、オリンピックの誘致先の決定前にやりたくないようだ。緊急事態。原子力関係の専門家・研究者・技術者を集めて、汚染水対策、廃炉に向けたプランをきちんとつくるべきだ。原子力規制委員会は、原発の再稼働のために時間をかけるのではなく、福一の廃炉に全力をあげるべきではないか。

汚染水の放出で、魚の汚染が心配になってきました。水産庁の魚の放射能検査データをHPでチェックしてみたけれど、汚染水が問題となってきたこの夏で特に数値が上昇していることはなかった。ごく海面表層を泳ぐしらす、こおなごなどでセシウムが数値が高いということは見られない。ストロンチウムは、一般的に検査はなされていないので、しらすやこおなごなどについて、検査を強化してしていくべきではないかと、思う。Kennsasyokuin

先日、東海コープ商品安全検査センターに学習会に使う、ベクレルモニターをお借りするために、訪問しました。ゲルマニウム半導体検出機で、生協商品の放射能検査を行っていました。検出するものは、ほとんどないけれど、福島産の桃や行政が行っている17都県の産地の食品を検査したり、実際の食事を検査しているということでした。Geruma_2Hukusimahoukokukaiblg

写真は(検査センターの職員、ゲルマニウム半導体検出機、福島の今という報告会)

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