守山市民病院の民間売却
本日の市議会財政福祉委員会では、守山市民病院の民間譲渡のための議案の総括質疑が行われた。ネット中継されていたので、質疑のようすを見ました。
4月から守山市民病院は昨年の2月議会で、70人の市議が賛成して、民間譲渡することが決められた。共産党の5人の市議だけが反対した。私は、議席をなくしていたので、議会で直営で存続せよと区民の声を届けられなかったのは、残念というか、申し訳ないと思っている。
昨年譲渡先を公募して、1回ではみつからず、条件を診療所でもよいということになって、病院運営は初めてといういつき会が手をあげて、その事業計画が発表されていた。
今日は、4月から運営が変わるいつき会の、事業計画について、病院局が説明をしたわけである。外来棟の建て替え、病棟は4階を除き、改修工事を行うこと、建物の配置図などが資料として出されたようです。2月21日に行われた住民説明会では、診療科目の拡大への要望が出されたとの報告。
共産党の山口市議から、前日に説明会での意見のやりとりや、質問をしてほしいことなをを聞かれたので、医療体制のバックアップを名古屋市がきちんと行うように意見を出してほしいとお願いしました。
○山口市議の質疑のメモ
Q.取壊しの費用4億円はいつ払うのか?
A.工事完了を確認してから払う。
Q。住民の信用をかちとるのが大事だ。所管事務調査で説明された、6診療科のうち、小児科と皮膚科は4月からの計画にはない。見通しはあるのか?
A.来年診療外来棟を開設する。その時までに確保する。
Q。小児科の要望は強い。医師確保について市がバックアップするのか?
A。民間のノウハウで市民病院を譲渡して運営してくださいとお願いしましたが、我々の方が、人脈を持っている。サポートにつとめていきたい。(部長さん答弁)
Q.外来診療は月曜から土曜日になっていたのに、4月からは金曜日になっている。11月に説明された、いつき会の事業計画と話が違うではないか
A。外来診療棟オープンには、土曜日の診療を行う。
Q.説明会では、一般病床も行うと説明があったようで、住民の要望が聞き入れられたのはよいことだ。看護体制はどうなるのか
A.一般病床の具体的な説明はしていない(これは実際に参加していたので、なぜ病院局がこのようなことを言うのか疑問)。看護体制は15:1。
Q。看護体制が守山市民病院の時よりへることになる。不安がでてくる。3ヶ月前の計画ト違ってきている。いつき会と名古屋市で協定をむすんで、住民のみなさんが、安心した医療が行われるのか、不安である。昨年の名古屋市といつき会との協定書の内容、議会への報告、契約など食い違いがどうなっているのか、資料として明らかにしてほしい。
ということで、途中休憩をはさんで、資料が出されたということです。
山口市議は、名古屋市がいつき会の病院に対して、どのようなことを行っていくのか、局長に答弁を求めたところ、局長は、「いつき会の医療については、10年間責任をもって確認をしていく。医療法人に対して、協力のできる範囲で協定や指針にもとづいた運営がなされているか、見守っていく」という答弁でした。
いずれにしても、議会で出された資料や、協定文書などを手に入れて、住民に信頼される病院になってもらうように、いつき会との話し合いの場をもうけさせることと、名古屋市に対しても地域医療の充実の施策をもとめていきたいと思いました。
そのためにも、議席をとりもどさねば。
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