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2012年4月29日 (日)

守山市民病院の民間譲渡の進め方

26日市議会財政福祉委員会を傍聴しました。

委員会では、守山市民病院の民間譲渡についての名古屋市の考え方が示されました。

基本方針は、高齢者にやさしく、地域の方々が利用しやすい運営で、10年以上の医療提供、101床で、高齢者や地域の医療重要を勘案した診療機能、転売は10年間禁止、土地・建物をおよそ15億円で売却するという条件をしめしました。県内で5年の運営実績のある医療法人から公募し、企画提案を募集し、選定委員会が応募法人の企画を評価して選定するということです。選定委員会は6人(医療の専門家3人、経営の専門家1人、地域代表1人、行政1人)で構成。選定基準は、単に価格で決めるものではないという説明でした。診療科目の条件はつけていませんが、一つでも診療科目が多いほうが、評価されるとよいですね。委員会では、緩和ケア病棟の継続については、望ましいけれども、愛知県内では医療法人で実績のあるところは1病院ということでした。

譲渡スケジュールは、6月7月で、選定委員会を開き、選定基準を決め、公募条件決定し、募集開始。8月には譲渡先の選定をして、決定していく。譲渡先が決まり次第、来年3月31日まで引き継ぎをし、4月から運営開始という予定が発表されました。

守山市民病院は、現在医師が8名で65床の入院施設で医療機能が低下しています。休診日がますます増えている状況。民間病院が、もともと200床で医師24名の中規模病院をそのまま引き継ぐことは相当困難であると思われます。が少しでも地域の医療要望にこたえる病院に再生できるように、私たち住民が声をあげて、運動をしていくことが大切だと思います。何もしなければ、経営面だけが優先する病院になってしまいます。病院局の基本方針に加えて、もっと高齢者も若い人も必要な医療提供がなされるように、最低限の診療科目を決めて、小児科・産婦人科・内科・整形外科・外科・眼科は必須にするとか、地域住民の要望をとりいれたりすることを、病院局に要望したいと思います。

民間譲渡の進め方についての、住民説明会が広報なごや5月号で案内されていました。

6/9(土)10:00~12:00 守山区役所講堂(300人)

6/12(火)14:00~16:00 守山市民病院 診療管理棟3階講義室(50人)

6/13(水)18:00~20:00 守山市民病院 診療管理棟3階講義室(50人)

守山市民病院の民間譲渡に関心のある方、利用者のみなさん、是非、いずれかの説明会に参加し、地域の医療を守れる病院が実現させていきましょう。

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2012年4月24日 (火)

志位委員長の希望が持てる話

22日、志位委員長を迎えての共産党演説会。雨にもかかわらず参加者6000人以上。会場いっぱいで本当に共産党への期待が広がっていると実感できました。422zentai

守山区の後援会は、くれまつ順子ののぼりを目印にして舞台中央の前の方で席を確保。今日の赤旗日刊紙には、守山区のみなさんが元気よく拳をあげている写真が掲載。我が家のメンバーも映ってました。私は、住宅の管理組合の総会と、理事会があり、遅れて参加。

小選挙区候補の紹介は、みなさん元気よく、個性豊かなごあいさつでした。比例候補の佐々木憲昭議員、かわえ明美候補は、浜岡原発の廃炉のために、原発廃炉のための交付金制度をつくる、20年は議員として働けますと決意。Kawae_4

志位委員長の話、財界いいなりの政治をただすという点で、消費税増税ストップ、社会保障と財政再建の道筋を語る、そして原発再稼働をゆるさずという話。もうひとつはアメリカいいなりをただすという点から、TPPや安保条約を廃棄したらどんな展望が開けるかという話。日本の改革をわかりやすく語る。本当に余分な話もなく、必要なことはきちんと話す。Sii

最後に、橋下・維新の会の反動政治・独裁政治については、人権と民主主義を守ろうという訴え。

無党派だという息子を初めて党の演説会に連れていきました。話はわかったと聞くと、大筋では理解できたようでしたが、橋下・維新の会については、考えが違う部分があるようでした。演説会で、近くに座った青年が、志位さんの話に拍手を送っていた姿を見て、うれしく思いました。若者がこの国の未来をつくる。

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2012年4月21日 (土)

がれきの広域処理は必要か

4月19日。モーニングバード そもそも総研というテレビ朝日の番組で、がれきの広域処理がそもそも本当に必要なのか、宮城県でがれき処理が可能なのか。と根本的なことを考えさせられる番組の動画を見ました。必見!!

宮城県は広域分をかなり減らせるとしている。宮城県内でガレキが多い石巻ブロックを他のブロックで処理、石巻港などでの埋め立てる、防災林の盛土として使用する、などのプランが出されました。 

できるなら被災地で処理したいという思いも担当職員。Kanaregawa002

宮城県は、ガラスとかプラスチックとか、重油などの最終処分場が県外で必要のようです。

可燃物、木くずなどは、県内の4つのブロックの中で他のブロックでも処ようなことのよう。

被災地の要望を実情をしっかりとふまえて国が必要な支援をすべきなのではないかと思いました。

ガレキは本当に広域処理しないといけないの? http://www.dailymotion.com/video/xq84k9_20120419-yyyyyyyyyyyyyyyyyyyy_news?fbc=562

 

 

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2012年4月18日 (水)

チェルノブイリ講演会

低線量被ばくに向き合う~チェルノブイリからの教訓~・・・・・3.11明日につなげる実行委員会が主催しての講演会。Kouenkai

私は、チェルノブイリ原発事故によって、子どもたちの体への影響がどのようなものになっているのか、事故は1986年4月。26年間のことをウクライナとベラルーシから研究者が来て報告されるというのです。福島原発の事故による被ばくの影響を予測し、子どもたちを放射能から守るために参考になると思って、参加しました。Panera

パワーポイントでお二人は説明され、通訳が訳してということで、資料をほぼそのまま読むというふうでした。汚染地域では、慢性的な疾患が明らかに増えていることが数値を示して報告されていました。甲状腺がんや、その他のがんも増えたり、している。特に妊婦さんは生まれてくるこどもの疾病率が高くなるから、中絶が進められていたというのは、衝撃でした。胎内被ばくの子ども、被ばくした両親から生まれたこどもへの影響が報告されました。私が新たに認識したのは、放射線の影響を受けやすいのは、一番は妊婦さん。次に子どもだと言われたことでした。

被ばく限度について、ウクライナでは法律によって、1986年生まれの子どもに対して、年間で1ミリシーベルト、全生涯で70ミリシーベルトを超えてはならないというのは、すごいことだと感心しました。

ウクライナでは、セシウムの汚染度に従って4つの区分が行われている。

①原発から30km圏は立ち入り禁止区域とされているが、規制を無視して住んでいる人もいる。この地域は100年は居住に適さないところ。

②強制移住区域 555kBq/m2以上(年間線量5mSv/年以上) ・・9478人居住

③保証移住保証区域 185-555kBq/m2以上(年間線量1mSv/年以上) ・・62万5543人居住

④放射線環境強化管理区域 37-185kBq/m2以上(年間線量0.5mSv/年以上) ・・160万144人居住

お話の内容はこれくらいにして、子どもたちの健康を保つために、農産物の汚染、とりわけ牛乳の汚染を低減するのが課題であるという報告だった。まだ汚染が続いているのか。福島では、汚染はほとんどなくなっているのに。Blgsidaresakura

平日の午前中の講演会なので、若いお母さんが大勢参加していました。160名とか。1,2歳児の託児も行われて、講演会の開催のためにいろんなかたが協力して成功したのではないかと思います。スタッフのみなさん、ありがとうございました。こどもたちを放射能から守るために、こうした勉強会をどんどん広げていくことが大事です。守山でも、放射能と食の安全の学習会を開催していこうと思いました。

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2012年4月10日 (火)

給食の安全確保は自治体の責任で

岡崎市の幼稚園の給食の材料として使われた干しシイタケから放射性セシウムが1400ベクレル/kg検出して問題となっています。

何が問題でしょうか?

●子どもに高い放射性セシウムが含まれるものを食べさせてしまった。

●幼稚園では父母から干しシイタケの放射能が不安だということで、自主的に検査をしたのが発端のようです。

●食品の安全性を確保するには、産地での検査、流通している自治体での検査を行わないといけないのではないかと思います。

●原発事故によって放射性セシウムが放出されて、大地、河川、海に汚染が広がりました。放射性セシウム(137)は30年経ってやっと半分に減る。食品の放射能汚染、がれきの処理、福島のまち全体の除染、福島原発の廃炉と、放射能とむきあい、生きていかねばなりません。

●食品の放射能汚染は、低放射線による内部被ばくを私たちにもたらすものです。

●特に子どもたちは放射線の影響をうけやすいので、子どもたちの食べる食品、特に給食の安全性を確保するのは、最優先で行うべきことです。

●干しシイタケについては、栽培に使用するほだ木の放射能汚染を防ぐことが大事ですが、給食に使用する干ししいたけは、産地を確認し、検査を行って、父母が安心できる材料を使うように、すべきです。

●干ししいたけは、新しい基準では、乾燥食品は、実際に食べる状態、水でもどした状態で検査することになりました。

●どんな健康影響が懸念されるか、それは、少量の放射線であっても、遺伝子に傷をつけ、10年とか20年後とか、将来、がんになる確率が増えたのではないでしょうか。1回少量食べたぐらいでは、すぐに影響は現れるものではないのは、確かです。レントゲンなどと比べるのも正しくないと思います。

放射能から子どもを守るために

●給食の材料は、汚染の高い食品(しいたけ、たけのこ、川魚、東日本の魚)は、使用しない。

●給食のまるごと検査か、汚染の高い食品の検査をする。

●原発をゼロに、廃炉にする決断をして、自然エネルギーに転換していく。

●福島のこどもたちの定期的な健診

私たちにできることは、何か?

●名古屋市もシイタケやたけのこ、東日本の魚をもっと検査体制を強化して実施してもらいたい。

国が自治体の放射能検査強化への財政的な支援をすべきです。Sirasawakeikoku


大飯原発の再稼働なんてとんでもない。(白沢渓谷の桜まつり)

 

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2012年4月 3日 (火)

新しい放射能の基準

20120403 4月から食品の放射性セシウムの基準が適用されることになりました。

食品による1年間の内部被ばく量がこれまでの5ミリシーベルトから1ミリシーベルトに低減されます。

野菜・米・肉・魚などの一般食品は500ベクレル/kgから100ベクレル/kgと基準値はより厳しい基準となります。基準値が下がることによって、食品の安全性はより高まります。

実際に食べている食事を全国の生協の検査センターで調べた結果が先日発表されていましたが、それによれば、237世帯のうち11世帯の食事からセシウムが検出。検出した放射性セシウム(134と137の合計)は最高で11.7ベクレル/kg。今回検出した11世帯の放射性セシウムが含まれた食事を1年間食べ続けた場合は、0.02~0.136ミリシーベルトの被ばくになり、1年間の内部被ばく限度値の2%~14%ということ。検出した世帯は、福島県10世帯、宮城県1世帯ということでした。「press_120327_01_01.pdf」をダウンロード

食品の基準が厳しくなることは、好ましいことです。しかし、基準値が守られているかどうか、効率的な検査、意味のある検査、検査ができるような体制の強化が欠かせません。

そして、生産者にとっては、何よりも、放射性物質を減らすための努力が欠かせません。乳牛の生産者は、高い輸入飼料を当分の間は使わざるをえないと、TVで言っていました。

福島の果物生産者は、果樹の樹皮を削り取って、除染をしているということでした。シイタケの生産者は、汚染したほだ木を取り換えるなどの対策がとられています。これらはすべて、原発事故を起こした東電が生産者に対して損害賠償を行うべきです。

放射能はできるだけあびないようにする。特に、こどもたちは、放射性物質による健康影響が懸念されます。現在、食品の放射能汚染のレベルは低下していますが、東日本の水産物、魚介類はセシウムが検出されるものがあります。福島原発の事故は収束しておらず、海洋汚染が水産物に影響していく心配があります。生産地での食品の検査や、消費地での検査、流通段階や、民間の検査を行って、その情報を知らせていくことも大事ではないかと思います。

これまで、私は、放射能と食の安全というテーマで学習会を行ってきましたが、若い女性は、関心がある人も、全く気にしない人もいろいろでした。放射能について勉強したいという人が、私の学習会に来てくださり、みんなで話し合い、そして、福島のこどもたちのことを考えていく、きっかけとなればと思っています。

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