守山市民病院の民間譲渡の進め方
26日市議会財政福祉委員会を傍聴しました。
委員会では、守山市民病院の民間譲渡についての名古屋市の考え方が示されました。
基本方針は、高齢者にやさしく、地域の方々が利用しやすい運営で、10年以上の医療提供、101床で、高齢者や地域の医療重要を勘案した診療機能、転売は10年間禁止、土地・建物をおよそ15億円で売却するという条件をしめしました。県内で5年の運営実績のある医療法人から公募し、企画提案を募集し、選定委員会が応募法人の企画を評価して選定するということです。選定委員会は6人(医療の専門家3人、経営の専門家1人、地域代表1人、行政1人)で構成。選定基準は、単に価格で決めるものではないという説明でした。診療科目の条件はつけていませんが、一つでも診療科目が多いほうが、評価されるとよいですね。委員会では、緩和ケア病棟の継続については、望ましいけれども、愛知県内では医療法人で実績のあるところは1病院ということでした。
譲渡スケジュールは、6月7月で、選定委員会を開き、選定基準を決め、公募条件決定し、募集開始。8月には譲渡先の選定をして、決定していく。譲渡先が決まり次第、来年3月31日まで引き継ぎをし、4月から運営開始という予定が発表されました。
守山市民病院は、現在医師が8名で65床の入院施設で医療機能が低下しています。休診日がますます増えている状況。民間病院が、もともと200床で医師24名の中規模病院をそのまま引き継ぐことは相当困難であると思われます。が少しでも地域の医療要望にこたえる病院に再生できるように、私たち住民が声をあげて、運動をしていくことが大切だと思います。何もしなければ、経営面だけが優先する病院になってしまいます。病院局の基本方針に加えて、もっと高齢者も若い人も必要な医療提供がなされるように、最低限の診療科目を決めて、小児科・産婦人科・内科・整形外科・外科・眼科は必須にするとか、地域住民の要望をとりいれたりすることを、病院局に要望したいと思います。
民間譲渡の進め方についての、住民説明会が広報なごや5月号で案内されていました。
6/9(土)10:00~12:00 守山区役所講堂(300人)
6/12(火)14:00~16:00 守山市民病院 診療管理棟3階講義室(50人)
6/13(水)18:00~20:00 守山市民病院 診療管理棟3階講義室(50人)
守山市民病院の民間譲渡に関心のある方、利用者のみなさん、是非、いずれかの説明会に参加し、地域の医療を守れる病院が実現させていきましょう。
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