24、25日と先の台風15号による豪雨被害についての名古屋市による住民説明会が開かれ、地域のみなさんが多数参加されました。
24日は志段味地区会館で主に、下志段味、中志段味の浸水状況の説明。下志段味のとことは、庄内川の堤防のかさ上げ工事をすすめていくという対応が取られる説明。中志段味地区については、区画整理事業の中で堤防を広げたり対応をすすめるということでした。市からの対策方針については、河川の越水対策、避難所の運営、避難情報の提供という3つの課題にわけて、全般的な対策が報告されました。下志段味のみなさんから意見が出されるかと思っていましたが、意外と少なかったのは、すでに堤防のかさ上げ工事が始まっているから?建設中の小学校の上に池があってそこから水があふれてきたので、心配をされているという意見。川の中の樹木の伐採要望、池の決壊なども質疑がありました。
25日の吉根小学校の説明会は、終了時間の9時を延長し、真剣な質疑が行われました。
(司会者のマイクの性能が悪いのか、後ろの方まで声が聞き取りにくかった。)
住民のみなさんは、庄内川から水門に逆流してくるとして水門を閉めた結果、床上床下浸水の被害が発生したことについて、その根本原因が何か、そしてその対策はどうするのか、これを聞きたいということでした。
名古屋市の説明は、庄内川の増水、そして吉根地域にも大雨が降り、想定外の雨の降り方だった。庄内川から水路に逆流していたので、水門をしめて、被害が大きくなるのを防いだという説明に、住民は誰も納得できなかったと思いました。
吉根樋管から約200m離れたところの至来樋管は水門をしめなかったことが明らかになり、どうしてこちらも同じように逆流する心配はなかったのかと説明を求めたのに対して、市側は参加者に分かるように説明ができず、終了時間もすぎて、結局のところ、再度説明会を行うと司会者が説明会をしめくくりました。
吉根学区の区政協力委員長の服部さんから学区から要望書が出されて、その質問や要望に答えるかたちで、説明会が開かれたわけですが、
名古屋市としては、①用水路の壁をたちあげる②移動式のポンプの設置③雨水調整地の設置検討④水位計の設置⑤サイレンを何箇所か設置する などの対策を実施するために、11月議会に補正予算を提案するということでした。
「水に浸かりながら小学校から帰ってきた、安全だったのか、誰が指揮をとっていたのか?」と、避難勧告が出された場合、こどもを安全に帰宅させる問題も大事な課題だったと思いました。
吉根地域は、再度住民説明会が開かれるようです。同じような豪雨が起きることは予想されまが、被害発生がないように、対策の実施をもとめていきたい。
最近のコメント