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2010年6月26日 (土)

総務環境委員会の質疑

今週火曜から金曜まで、市議会総務環境委員会が開かれた。議題は、①6月補正予算、内容は職員のボーナスカットと地域委員会の予算。②中期戦略ビジョン③育児休業法の改正に伴う条例改正④議員報酬の半減条例 ・・・これらは市長からの提案。そして議員からの提案は①公開審査の制度をつくる(民主党提案)②議員報酬の額を市民参加・市民公開で検討するために第3者機関を設置する条例(日本共産党提案)。

●地域委員会の予算は、地域委員が熱心に住民の声を吸い上げる努力をされ、地域の切実な課題が盛り込まれた提案なので、ぜひとも認めていきたいと思う。防災用品や防犯のとりくみ(青パトのリース費用)とか。質疑の中で”何を行政に残し、何を地域委員会に残すのか”という答弁があったので、田口議員がそれについてただすと”市がやるべきことはきちんとやる”という答弁を市の職員にさせた。いずれにしても、地域委員会の予算が決まったら、予算を執行して、取り組んでいくときも課題がでてくる。しっかりと問題を検証していくことが大切。学区連絡協議会が地域でこれまで住民の中でのコミュニテイとして活動していることと新しい提案されている地域委員会の関係、連携はどうしていくのか。

●議員報酬の市長提案の審議:共産党は2月議会、4月議会報酬半減条例について提案されるたびに市長を呼んで、質疑をすべきと主張してきたが、他の議員は必要ないとしてきた。6月議会は委員会の構成メンバーが変わったために、他の委員の態度が変わって、市長を呼ぶべしということになり、市長との質疑が交わされた。

共産党の立場は、市長が議員報酬の半減をおしつけることについて、金額を問題にしているのではありません。二元代表制に反する、市長のおしつけを問題にしてきました。議会の側で報酬について検討しているから、それを見守っていくのが、二元代表制の市長の立場でないかと私は言ってきました。

以下は、昨日の委員会の市長と田口議員(共産党)の質疑です。

田口議員:「市長が報酬半減をおしつけるのと、議会に市民参加・市民公開で第三者機関を設置して報酬の額を検討するのとどちらが、民主的か」

市長:「憲法は憲法だ、一つの責任ある意見を言うことが必要。それぞれが提案して多数決で決めるべきだ。本当の市民の意見を聞くことは必要。自分のことを言うのは必要。」

田口議員:「言うのは当然。たたき台として政令市で最低、4割削減の1000万円を提案した。3分間スピーチでも市民が議員の報酬を決めるべきだという市民の声があった。第3者機関で検討していただいた金額を尊重して議会が議員報酬を決める。第3者機関には公募市民に参加してもらう。」

市長:「市長も議会もそれぞれ選挙で選ばれている。公募の市民といっても同じ人が多い。無作為抽出で委員を選ぶとか」

田口議員:第3者機関の設置により幅広い市民の考えが取り入れられるならいいというなら、市長は議員報酬の半減条例を撤回するようもとめる。

他の議員は、”ボランテイア議員”について市長との質疑を行った。内容は新聞で報道されている。市長の主張は、””議員は長くやるといけない。10年ぐらいで新しい人に変わるべき、家業化してはいけない。党議拘束はいかん”という今まで聞いてきた話。私たちはボランテイア精神で議員になり、市民のために働いている。日夜、市民からの生活相談にのり、市政のいろんな施策をチェックして、議会で提案をしている。報酬をもらえるからと議員になったわけではない。市民のくらしを良くしていくために、議員になった。3年前選挙に立候補した時の公約を実現するために。政治家は、公約は実現するために努力すべき。公約を破ったら、市民から審判が下される。

市長の公約、マニフェストは一字一句市民が賛同したわけではないこと。市長は分かっていると思うが、”減税”は市民は庶民減税に期待したのである。金持ち減税・大企業減税を期待したのではない。批判されても、その批判を聞かずに、”減税”は絶対やるんだというのは、市民をあざむいている。河村減税は金持ち・大企業優遇の減税である。これによって市民サービスが削減されている。

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2010年6月23日 (水)

議員は自分の報酬を相談するよりももっと市民の声を聞いて

昨日共産党市議団主催の議員報酬についてのタウンミーテイングを開いた。6月議会で市長がまたも報酬半減案を提案してきたことに対抗して、議会が自ら暫定的でも報酬引き下げを決めなければいけないという議長の思いがあり、6月21日に各会派が金額を出し合っていくことになっていた。そうしたことを想定して、市民のみなさんから意見をうかがおうと、緊急に計画したものでした。議員報酬は高いという市民の意見があり、市民生活が厳しさを増す中で、共産党としては、市民参加で市民公開で、第三者機関を設置して報酬額を検討して、議会が自ら決めていこうとして、他の会派にも呼びかけてきた。21日に共産党としてはたたき台として議員報酬は政令市最低、1000万円程度に引き下げる金額を発表した。こうしたことについて、市民の皆さんからの意見をうかがおうとしたのであるが、”もっと引き下げないとだめだ”とする意見、”仕事をもちながら夜に議会を開けばいい、ボランテイアで”という河村市長と同じ意見もだされる一方、”議員は地元で事務所を構え、相談員をおいて、宣伝活動などもやれるように、議員活動の費用は確保すべき”という意見もあった。今回のシンポジウムは従来の共産党支持者が中心から、必ずしも支持者ではないかたが、かなり率直に意見を言われて、大変参考になったと思う。

その中で私が一番、心に響いたのは、熱田区の老人会会長さんが、中日新聞のミーテイングの記事を見て初めて参加され、”もっと日常生活で困ったことがある。高齢者にとって議員の報酬なんて自分の日常生活と関係ない。市営住宅のこととかもっとやってほしい”と言われた話でした。従来、市議団では懇談会を開いて、くらしの要望をお聞きする場を開いてきたが、もっと身近で市民の相談を聞く活動が必要だと痛感しました。

いよいよあす公示で参議院選挙が始まる。今回は、消費税の大増税をストップさせるために共産党が前進できるように訴えていきたい。大企業への減税とセットで消費税が増税されてもくらしはよくならない、社会保障はよくならない、財政も再建できないのは明らか。

どうして鳩山さんが4年間はあげないと言っていた消費税を、菅さんに変わったらあげるのか!もうどうしても財源がゆきづまってしまうからだろうし、財界から強い要望があっったから、増税で選挙を戦おうというのだ!自民も公明も消費税増税と法人税の減税をセットで提案している。”みんなで渡ればこわくない”というのか!消費税増税許すなの声を共産党に!

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2010年6月17日 (木)

守山市民病院の充実のための3つ提案

6月定例議会の個人質問が今日から月曜まで3日間行われる。75人の議員の中から、25人ぐらいいつも質問する。全体の質問時間を決めている。そして会派ごとの議員数に応じた持ち時間の範囲で。それぞれの会派で質問者を決めて質問する。共産党は84分の持ち時間のため、3人が28分ずつ質問。今回は田口議員と江上議員、そして私も質問をすることになり、今日午後市立病院改革プランと医療体制の充実と国民健康保険料の1万円の引き下げをもとめて河村市長と局長に質問した。Img_3863

5つの市立病院のうち、城西病院が廃止・民間譲渡することた緑市民病院の指定管理者制度導入という方針が決められている中、病院改革プランはどうなっていくのか局長にただした。城西病院と城北病院とが西部医療センター、東市民病院と守山市民病院が東部医療センターということで、2つの病院がセットで医療をになうという病院構想が、片方を民間譲渡したら、センター構想は破たんしているのではないかと問いただすと、局長は、センター構想は生きているという答弁だった。でも、城西病院はベッド代が安くて、そういう経済的抑制が民間病院に委託しても守られるのかという質問には、自由にベッド代が設定できるということだった。これでは、城西病院に期待された役割が民間譲渡では果たせないから、民間譲渡は撤回すべきと、局長に意見をのべました。

もうひとつの医療センターである東部医療センターの守山市民病院が、現状では、簡単な手術もできない、お産もできない、休診日が増えている状況を述べて、住民の期待する医療をになえるように、私は3つの提案をして局長に答弁をもとめました。

ひとつは、院内助産所の設置。守山区は市内で出生率が最も高いところ。出生数は2008年度1810人。若い人がふえているのに、お産ができるところが少ない。病院内に助産所をもとめた。産科医がいなくなり、お産ができない状況であるが、正常分娩が助産師さんで対応可能。二つは、健康診断を行う、健診センターの具体化。これはもともと改革プランに含まれている。三つは、交通の便をよくするようにと、病院の玄関にバス停がひけるように整備をもとめた。東市民病院と守山市民病院との行き来ができるシャトルバスを要望。局長の答弁は、いろいろと困難だというが、シャトルバスは方法や経費について引き続き検討を行っていくとのやや前向き答弁でした。3_2

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2010年6月13日 (日)

地域委員さんとの懇談会

昨日は市議会 総務環境委員会で名古屋市でモデル的に始まっている地域委員会の委員さんとの懇談会が開かれました。地域委員会は、地域のことは地域で課題を解決しようと、予算の一部を提案するしくみとして、河村市長が提案。今年3月に8つの地区(行政区の小学校区単位の地区)で地域委員さんが選ばれて、地域課題を先に決めておいて、その使い道を議論し、その予算案がつくられてきました。河村市長は、子育てや児童虐待とか、そうしたことを地域で解決しようと提案。地域委員さんからは、地域予算にはいろいろと制約があって、苦労して上限予算に収まるように苦労された話などが出されました。予算をつくるまでが地域委員の仕事ではあるが、予算をつかって事業を実施しようと思うと、学区連協などの地域の組織が必要だということで、その点では、地域委員会の委員が学区連協の委員で構成されているところは、スムーズにいくようである。田代学区は、学区連協ではなく、公募委員さんがかなりのウエートをしめているので、実行委員会をつのってすすめていくのだということでした。

健康づくりや防災のとりくみは、そこの地域だけが突出して行うというより、どこの地域でも充実してとりくんでいけるようにすべきだと私は思う。防災・防犯・健康づくり、そして地域のコミュニケーションをはかるとりくみは、それぞれの地域で話し合ってとりくむことを決めて、そして地域で取り組んでいくのが大切だと思いました。”だったら、学区連協の予算をふやしたらいいじゃないか””地域委員会をつくらなくてもいい”という議論は、総務環境委員会でされてきました。やはり、これまで地域で住民の自治として担ってきた学区連協、区政協力委員の活動について、評価をしないと地域委員会という新しいしくみはみんなでやろうということにならないと思いました。地域委員さんから”学区連協の総括がない。選挙で10%の投票で選ばれた地域委員会という現状では、民主主義といえるのか。住民の合意が必要。たくさんの住民が参加するしくみですすめるべき”という意見に、私はその通りだと思いました。”学区連協は双方向になっていない。区民に入っていけてない。行政からの依頼が多くて余裕がない。行政が丸投げしている。”というご意見もありました。地域委員会の予算づくりの中で、こうした住民の自治について現状を話し合うというか、ご意見をうかがえて、有意義でした。モデル実施に手を上げなかった学区連協の皆さんのご意見も含め、みんなで地域をよくしていくには、どうしたらいいか、議員の活動もみなおさねばと思いました。

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2010年6月10日 (木)

子どもを預けて仕事をしたい

保育所が足りません。名古屋市は待機児童数を発表。昨年も596人。今年は598人。新年度で保育所の入所枠が610人増やされたのに、なお足りません。待機児童の多い地域は、緑区、守山区。守山区の待機児度数は昨年が139人、今年は76人(お詫び:もりやま市政ニュースで63人と記入しましたが、正しくは76人です。ごめんなさい。)。63人減少しましたが、まだまだ保育所が足らない。公立の保育園は本山革新市政の時にかなり整備されましたが、公立保育園は増やされていません。それどころか、民営化を計画。名古屋市全体では認可保育所は3つしか増えておらず、家庭保育室や今ある保育所の入所枠を増やす方針で、圧倒的に保育所が足りません。今は不況ということで家計を助けるために、仕事をするために保育園に預けようという人が増えており、潜在的な待機児童数はもっと多いといわれています。国が保育所整備に補助金をだしていたのを打ち切ったために、保育所整備がすすみません。名古屋市として早急に認可保育所を整備していくべきです。現在署名にとりくんでいます。

民主党のマニフェストには、待機児童の解消という政策はありますが、空き教室の活用、保育ママの増員という政策。財源が消費税増税では賛成できない。地域主権改革一括法案には、保育所の国の設置基準をなくして、都道府県ごとに定めるとしている。地域ごとに決めて、こども一人あたりの施設基準を低下させようという。これでは保育の質が低下する問題がある。一方で、共産党の政策は1年で10万人分の認可保育所を整備する計画です。もちろん消費税の増税は行わず、大企業・金持ち優遇税制と軍事費にメスをいれて財源をつくります。民主党の子ども手当は来年も実施できないようですが、手当をもらうだけでは、子育て支援にならない。こどもを預けて働けるような環境整備が必要です。

私は、保育所にあずけて仕事をしてきましたが、日曜日の仕事があった時には、近所の人に預けたり、子どもが病気の時は、実家の母にきてもらったり、苦労をして子育てをしてきました。育児時短制度も活用してきました。そして夫の家事協力と。おかげで自分のやりたい仕事を続けてこれました。子育ても苦労してきました。女性が自分のやりたい仕事をみつけて、続けていくのにはいろんな苦労がありました。今はとても厳しい状況があると思うので、共産党を大きくして、政治を変えて、子育てしやすい社会にしたいと思います。

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2010年6月 5日 (土)

市会議員の報酬の引き下げを

Syomei 今日は共産党市議団で2か所で議員報酬引き下げをもとめる署名宣伝活動に取り組みました。私はわしの議員、うめはら議員とともに、栄のスカイル前で夕方かわるがわるマイクを持って市民のみなさんに、呼びかけました。市民に比べて高い議員報酬について、現在月額89万円ですが、これを市民の皆さんの意見を聞いて報酬はどうあるべきか、検討をして議会のお手盛りにならないようにと報酬額を提案してさげていこうということを私たちは呼びかけている。

河村市政が1年を経て、市民のくらしがよくなってきたでしょうか?6月からの減税では、庶民には、わずかな減税の一方金持ちほど手厚い減税、大企業にもたっぷりの減税が実施される。減税による福祉予算の削減で市民サービスが低下している。6月議会は14日から30日まで開かれる。市民の福祉・くらしをまもるために、提案をしていきたいと思う。Sendenskyle

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2010年6月 2日 (水)

鳩山首相には沖縄の人たちの声が届いていない

民主党の鳩山首相と小澤幹事長が辞意を表明。鳩山首相は自分たちの声を聞いていただけなくなった。その原因は2つ。ひとつは普天間の問題。もうひとつは政治とカネの問題。

本当にそう思うのか。民主党が国民に約束したことを裏切ったから、支持率が低下しているのではないか。日米政府で沖縄の辺野古に基地をつくると発表しておいてから、首相をやめるというのは、国民を裏切る行為だ。責任を感じる、出直すというのであれば、普天間基地は移設するとことは日本にどこにもない。”いりません”というべきだ。

政治とカネの問題、問題をおこした人がやめても、政治とカネの問題は解決できない。企業からの献金をただちにやめる、”クリーンな政治”はこういうことをやらなければ、国民は信用しない。今こそ、清潔な政治を身をもってすすめている日本共産党の出番!

アメリカいいなり、財界・大企業いいなりの古い政治とおおもとで変わらなければ、国民の期待する政治にならない。民主党に多くの国民が期待したのに、がっかりだという国民が増えている。共産党は、民主党政権に対しては建設的な野党として、政策の是々非々で政治にとりくんできた。もう今は、国民の期待を裏切る政治に大部分でなってきている。アメリカにはっきりと国民の声をつたえることができるかどうか、財界にしっかりとものが言えるかどうか問われている。共産党をのばしてください。愛知選挙区は、もとむら伸子さんを!

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