減税するから、といって51万票とった市長だが、市民の期待はくらしをよくして、税金のむだづかいをやめて、ということにある。しかし、市長はこうした市民を裏切ることをやろうとしている。
減税が福祉予算をけずるものだということがすこしづつ広がってきたので、”福祉を削らない、福祉は地域委員会でやる。”といって行政が住民の福祉増進をはかるという責任を放棄して、地域に丸投げしようとしているのが、地域委員会の説明で明らかになってきた。地域委員会では児童虐待や不登校、待機児童の問題を解決するために、取り組むことを説明している。これらの問題は、行政が責任をもって取り組むべきこと。私は、総務環境委員会で当局に待機児童の解消は、そんな”地域でアパートの一室をかりてやる”なんて、本当に考えているのか、と質問すれば、当局は”市長の思いがでてしまいました”と答弁。それに対して、”それは行政の責任放棄ではないか、福祉をきりすてるものだ”と正したかった所だが。市長もいないところでは正せず。”減税をしてそのお金がみんなのところに返るから、そのお金を寄付してもらって、地域委員会をやるのだ”と市長は発言。これでは、減税と地域委員会がセットで、行政の縮小、福祉切捨ての構造改革ではないか。市民をあざむくものだ。
平和についても、市長は憲法9条を変える立場だと、天白の地域委員会の説明会で明らかにする。市長という立場では憲法を守る義務があるのに、これまでの国会議員の立場で主義主張をのべるというのは、市長の品格に欠けるといわざるおえない。南京虐殺事件についても認めないという、政府見解を否定することを議会で発言する。
そして自分の公約を何が何でも押し通そうと、今度は議会を抵抗勢力にしたてあげて、対立をあおって、議会解散をさせようとする、強引なやりかた。議会定数の半減は、議会が賛成できそうもないことをあえて挑戦的に提案する。議員定数半減では、1票の重みがかるくなってしまう。広い民意が反映しない。少数政党は議席をなくしかねない。河村応援の議員でしめられてしまう。民主主義破壊論者だ。議会の改革については、共産党は政務調査費の全面公開や費用弁償の廃止、海外視察の廃止、議員報酬の削減をもとめてきたので、必要であるので、他の会派に呼びかけて、とりくんでいく。
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