« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月26日 (土)

ごみの収集の民間委託

昨日の市議会総務環境委員会では、名古屋市が行っているごみ収集について、中区の可燃・不燃・粗大ごみについて、来年から5年間民間業者に委託するということを審議された。

名古屋市は、行財政改革で市の職員を計画的に削減することを決めて、これまで民間でできることは民間でとして、市の施設を民営化(指定管理者制度、民間委託など)をすすめている。今回のごみ収集業務の民間委託化の第一歩として、職員27名の削減で賃金がおよそ300万安い民間業者に委託して、年間8000万の経費削減を行うというもの。市は、ごみ収集業務は、いざ災害が発生したときに、災害ゴミの大量発生に迅速に対応するには、民間では対応できないからということで、民間委託は5割までという考え方である。あとは民間の業者が決められたコースを走って、収集してごみ処理工場にもっていくという。市民からの問い合わせの対応は事務所の市の職員が対応していくというのだが、それで本当に市民と一丸となってゴミ減量にとりくめるのだろうか?

中区で今回民間委託する場合に、5社から最大で7社の業者に委託をして収集する。積み残しがあったり、不適切なごみが出された際に、シールを張ったりするのは、現場の委託された業者。市の職員より300万安い労働者に委託して責任もったごみ収集ができるのか?5年間の契約になるので、不安定な雇用労働者になるのではないかと質問をしたら、3人の乗務員のうち2人は正社員にするように資格要件にもりこむということであった。ただごみを収集するだけの仕事ではない。地域ではごみ収集の協力員として保健委員さんが共同住宅などでは、毎週資源ごみ収集場所でごみのチェックをされている。こうした努力も職員との連携でこそうまくいくのではないか。市が責任もって行うべきではないか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月19日 (土)

地域委員会は何をめざすの

15日から17日まで市議会では、議案外質問が行われた。市長の2大公約の一つの地域委員会についても質疑が交わされた。その中で、市長は、地域委員会は、まちづくりである。商店街をどうしていくとか、里山をまもっていく、マンションの高さ規制をしていくとか、バリアフリーで段差のないまちづくりをする、児童虐待を地域でかいけつしてく、子育て、福祉など地域課題を地域で解決していくことだと、説明。地域の中で、新しい担い手に手をあげてもらいたい。このような説明について、そうなのかと思う。地域委員会についての市民意見交換会が熱田区役所で開かれた際には、中田先生が、地域の課題をみんなで何かと話し合うところが大切だと私は思った。今現在、住民の組織として、町内会や自治会、学区連絡協議会が地域の中で、いろんな活動をしている。ボランテイアで役になったかたは、防犯活動や地域内の行事、美化活動、防災とか、様々に活動していただいている。区政協力委員や民生委員、保健委員さんなどこうしたかたたちに十分な説明がなされない中で、モデル実施を早々とやるのは、拙速であるのは、まちがいない。市民税10%減税の公約ともからめて、市長は、減税によって、市民に戻ったお金を、地域委員会に寄付をしてほしいなどといわれるのも、え、そういうことだったのか?と市民は理解しかねる。ひとつひとつのことをきちんとみんながわかるように、説明しないでは、民主主義に反する。

地域委員会については、市議会でも、まだ1回だけ総務環境委員会で質疑を行ったが、生煮えの段階であった。市長と当局のすり合わせをしてもらい、そして区政協力委員会などに説明して出されてきた意見なども報告をしてもらい、10月中旬の委員会で審議をする予定です。地域の課題を住民が自ら予算提案をするというものです。住民自治を強めていく上で役立つシステムです。一方で、地域のことは地域で自己決定・自己責任となり、行政の責任を棚上げして”安上がりの市民利用”にならないようにと注意をしてすすめるべきです。そしていまある町内会・自治会・学区連絡協議会の役割をふまえた地域委員会づくりをめざしていくべきではないでしょうか。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年9月 9日 (水)

高校の入学準備金の貸付制度があります

名古屋市の制度で、経済的な理由で高等学校や特別支援学校高等部への修学困難な方へを支援するために、入学に必要な学資(入学準備金)の貸付が行われています。

貸付額は一律で30万円。無利息。返還は7年間(43000円ずつ。最後は42000円)。申請できる人は、本市在住で高等学校に入学する人で、所得要件は2人世帯は222万3千円。

ただし、保護者の失職等で、収入が激減した場合は、今年の推計収入で判定される。この条件緩和については、私が6月議会で質問してそのことが具体化された形となった。貸与人数が80名から160名に拡大された。申込は在籍する中学校で申請書をもらい、提出する。9月30日まで。問い合わせ先:名古屋市教育委員会学事課就学援助係972-3217まで、または在籍中学まで。

総選挙では、各党のマニフェストには高校の授業料の無償化や、給付型の奨学金制度が出された。共産党もあまりにも、日本の教育費への税金支出の少なさを問題にして、高校授業料の無料化、大学の授業料の低減、給付型の奨学金制度を提案したが、新国会でその実現にむけてがんばります。勉学の意欲がありながら、経済的な理由で高校や大学に進学できないというようなこどもを一人も出さないようにするのは、政治家の責任。というか大人の責任。Koukounyuugakujyunnbikinn

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 7日 (月)

寝室の家具は倒れてきませんか?

9月6日、全市16区で市民総ぐるみ防災訓練が行われ、守山区では二城小学校で二城学区住民、消防団(二城、西城、白沢)、守山消防署、警察署、日赤、区内公所、防災ボラネット守山、自衛隊が参加して午前8時30分から防災訓練が行われた。震度6強の東海地震が発生したことを想定し、避難所開設、応急救護、炊き出し、初期消火、消防訓練が行われた。イスや毛布を使って、負傷者の担送講習や三角巾講習が学区住民の参加で実施された。自衛隊は警察車両の先導のもとで、守山区本部から現地救助地区へ乾パンなどの救援物資の輸送訓練が行われた。実際に地震が起きた時に、自主防災組織による活動と役所の職員、消防団が情報を交換して、適確に行動して被害が少なくするために行うのが訓練。自助、共助、公助といわれる。災害から身を守るために、ひとりひとりが、行動する。907kunrentannka

8月に起きた駿河湾沖地震では、比較的被害が少なかったのは、静岡県民のみなさんが、特に、家具の固定をしっかり行うなど、日ごろからの備えが万全であったといわれています。(家具の固定率静岡県は63%、全国平均は24%)阪神大震災の犠牲者の約80%が建物の倒壊や家具の転倒などによる圧死といわれています。寝室の家具の転倒防止対策は行っておきましょう。転倒防止用の器具がホームセンターで販売されています。ひとり暮らしの高齢者の方には、こうした対策を実施する支援も必要だと思います。また家屋の耐震チェックと補強工事が必要です。(栄の住まいの窓口の隣には耐震相談窓口があります)906bousaikunren

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 2日 (水)

新しい歴史のページが始まった!

衆議院選挙の結果は、自公政治は退場という審判がくだされた。そして民主党が第1党になり、政権が交代することになった。国民のくらしを痛めつけてきた自公政治は終わり。では新しい政治は、国民の期待は、雇用・景気対策、医療・福祉・教育の充実にある。外交については、民主党は余り明確なメッセージはなかったが、アメリカとは対等な関係、核兵器廃絶や核密約を調査させて、非核3原則を守らせる。こういった政治が期待される。鳩山代表は、家計をあたためるとして、子ども手当と高速道路料金無料化が2大公約だが、財源がどうなのか、無駄な大型公共事業をみなおすところは、(共産党は)賛成する。

共産党は、選挙結果は、東海ブロックの佐々木憲昭さんの議席を含め現有9議席を守ることができた。”政権交代”の風が吹く中で、善戦健闘であるという評価。得票数は比例得票で494万票で前回より2万5千票のばすことができた。守山区は比例票6574票で429票増やして、全体に貢献した。さいとう愛子票は6065票で、これは前回より645票減らした。共産党とさいとう愛子さんに得票をいただいたみなさんに、感謝を申し上げます。そして、これから、新しい政治が始まる中で、建設的野党として、良いことは協力し、まちがったことは反対し、問題をただし、国民が主人公の政治実現にがんばっていく決意です。

民主党の政治はどうなのか?と見るのではなく、積極的に住民の要求が実現できるチャンスととらえて、国民的な運動を強めていきましょう。

すでに共産党市議団は、河村市長のもとで、建設的野党としてがんばってきています。導水路事業の中止、中学までのこどもの医療費無料化の実現に奮闘します。10日からは9月定例議会が始まります。特に減税と地域委員会の2大公約の議論を市民の立場に立って議論していきます。地域委員会については、私が所属する総務環境委員会で十分質疑をし、住民自治の強化をすすめる立場で、何をめざすのか、”生煮え”からしっかりと中身を市民の前に明らかにさせるようにしていきます。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »