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2009年6月30日 (火)

シングルでがんばるおかあさんたちを応援して

市内には母子家庭(こどもが20歳まで)は約25000世帯、父子家庭は4000世帯。市の調査によると、母子家庭の平均収入は225万、一般家庭の約4割しか収入がない。そして母子家庭の8割は働いている。半数はパートの仕事をいくつもしているという状況。子どもを育てるために、がんばって働いている。そうしたひとり親家庭のこどもたちは、貧困状態におかれている。こどもの貧困を解決するには、ひとり親家庭に経済的な支援が必要ではないか。このことを私は、本会議で河村市長にただした。市長は、”がんばっているおかあさんたちを応援しないかんと思っている。市のひとり親家庭への支援計画の中で総合的に応援する”という答弁に、再度質問をした。名古屋市は国が手当支給から自立支援、就労支援という政策に変わったのを受けて、それまで”遺児手当”を支給していたのを、”3年間に限り、離婚した直後の劇的な経済変化から自立するまでの支援にするという”ことで、手当を3年で打ち切った。このひとり親家庭手当を3年で打ち切るのを見直すことはできないかと河村市長にただした。市長は、”がんばっているお母さんのことは頭にいれておく”という答弁のみで、手当打ち切りを見直す返答はなかった。頭にいれておくだけでは、シングルマザーの貧困状態は救えない。引き続き、生活が本当に苦しい人たちが、希望のもてる政治に変えていかねがなばらい。総選挙で、共産党をのばすために、がんばりたい。

”こどもの貧困”という阿倍さんの本は衝撃的なことが書かれている。日本だけが、社会保障政策がほとんどないために、貧困率が高くなっている。貧困がこどもに連鎖する、こういう日本でいいのか。子どもはみんな、ひとしく健やかに育つ権利をもっているのに、そうではないいまの社会をどう変えていくのか。どのこどもも幸せになる権利がある。

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2009年6月23日 (火)

市民のくらしを応援する市政に

いよいよ明日から6月議会の代表質問・個人質問が始まります。

あすは、わしの恵子団長が、河村市長に日本共産党を代表して質問をします。

25日(木)は午前10時から田口議員、私は午後1時すぎ、2番目の質問者です。

今回は、こどもの貧困とひとり親家庭への支援について、誰もが高校に通えるように、入学準備金制度の改善や高校生に就学援助制度を創設することなど、市長ほか、局長らに質問します。働いてもなお、貧困なひとり親家庭に対して、ひとり親家庭手当を3年間で打ち切らずに、継続して支援すべきではないかと質問します。がんばっている母子家庭のお母さんたちをバックアップする政策の充実をもとめます。

守山スポーツセンターのPFIの工事について、なぜ不正工事をみぬけなかったのか、名古屋市はどうモニタリングをしていたのか、二度と不正が起きないように、市が責任をもって安全なスポセンを建築するようにと質問します。

インターネットでも中継されます。時間の都合がつく方は、ぜひ、議会の傍聴をお願いします。 

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2009年6月19日 (金)

安全な建物を建てて!

月曜日、守山スポーツセンターの事業者に対して、工事に使用する発電機の使用届が出ていないということで、必要な届を出すまでは、工事を行わないようにと、中部近畿電気保安監督部から指導があり、その後、事業者が書類を提出して、18日から工事が再開されたということでした。くいの不正工事があり、改善報告書が出されて、杭抜きの工事が始まったばかりのことでした。コンプライアンスの教育指導を行い、また、工事の監督を徹底して行うという報告書が出て、今度はきちんと工事が進むのかと思っていたのに、また不備がみつかりました。市民が待ち望んでいるスポーツセンターです。名古屋市もきちんと再度点検しなおして、安全に建物を建てていただきたい。市民にも工事のいろんな不正があったことを説明すべきではないか。2009_0609kuikouji

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2009年6月16日 (火)

世界は”非核”に向かっている

608heiwakousinkouen 6月8日、守山区で平和行進が、大森東島公園から守山自衛隊前を通って、守山生涯学習センターまで行われました。608heiwakousinaruku 平和行進は、全国47都道府県、延べ1万キロを結ぶ11の幹線コースに約10万人が参加し、被爆国民の原水爆禁止の願いを草の根から広く結集する国民的な共同の行動として定着しています。

愛知県内ではあいち平和行進共同連絡会がつくられて、生協の人達や婦人団体のみなさん、労働組合のみなさん、平和委員会の人達が中心にとりくまれています。

名古屋市内は7日に集中して行われましたが、守山区は尾張旭市から瀬戸街道を守山区内を通るコースが50回以上続けられています。私は、今回で4回目の参加でした。95歳の長沼さんもいっしょに参加されました。行進中に、瀬戸街道沿いの民家やお店に働きかけて核兵器をなくすための署名や募金を訴える活動も取り組まれました。今年就職したばかりの生協の女性職員が元気いっぱいに最後の集会で発言していました。私も、生涯学習センターで、今、世界は核兵器をなくそうという動きが大きくなっていること、オバマ大統領の核兵器廃絶をめざす演説に触れて、共産党の志位委員長が出した手紙に、大統領から返書が届いたことなどを紹介し、核兵器をなくす運動をさらに広げようと訴えました。

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2009年6月12日 (金)

PFIによる鳴海工場の現場視察

605narumikoujyou 6月5日市議会総務環境委員会の現場視察で、緑区にある市のごみ焼却場である、鳴海工場を見学しました。名古屋市内にはごみ焼却場は鳴海工場入れて4か所ある。ここはPFIで建築運営が行われる。7月からの本格稼働にむけて、すでに家庭から集められた可燃ゴミの焼却を試験的に行っている。3か月間24時間連続で稼働し、点検をしてまた稼働させるということであった。焼却工場から出るエレルギーを電気に変えて、電力会社に買い取ってもらうということでした。工場で出た土のような黒いスラグという物質の再利用も計画されていました。

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2009年6月 5日 (金)

杭ぬき工事の現場視察

605nuitakui 昨日守山スポーツセンターの杭ぬき工事の現場を視察した。まずは、抜かれた杭を見せてもらった。下から2メートルほどの「根固め部」といわれるところがどれほど固いセメントが付いているかを確認し、できればそのセメントの塊をもらってセメントの強度を調べようと思っていた。

現場でみた杭は一番下の節から1メートルくらいのところは、写真の通り、セメントはほとんど付着していなかった。なぜセメントが付いていないのかと尋ねると、”杭を引き抜く際に、節の下のところに爪のようなものでさぐるから、取れた”という説明。この部分についてセメントをもらうことができた。

その上の節まで1メートルくらいのところは触ってみるとセメントはある程度の固さはあり、付着していた。ビデオではさらにそこから上の節の周りのセメントが崩落していたが今回のくいはセメントが付いていた。

その後、現場事務所でくいを打つ工法の説明とセメントの強度の説明などについて、教育委員会と塩浜工業による説明を受けた。教育委員会が工法の説明をし、そして塩浜工業の現場所長の説明を受けた。”セメントの強度は、節ぐいの場合、一番下の根固め液を流す2mまでは、20N以上の強度が必要でその上の節の部分は0.7N以上の強度が必要”ということであった。

ちなみに最下部の根固め部の太さはω=1.0で特に太くしていることはなかった。これは杭が支持層まで達しているということらしい。この地域がその程度の深さで支持層まで届くのか、また質問してみたい。

節杭のまわりのセメントがぼろぼろ落ちていいのかという疑問に対して、「強度0.7というセメントは落ちても問題はない」という返答であった。実際のセメントがどれくらいの強度があったかについて市当局は「企業の検査で問題がないので市として再度調査することはない」としている。

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2009年6月 2日 (火)

本当にこれで心配ないですか

601nukaretakui守山スポーツセンターのくい工事で、抜かれた杭の映像を見て、これで心配ないのか?杭の強度は大丈夫なのか、と、市役所の建築を専門とする部局に聞いてみました。「杭のまわりのセメントの強度は周辺部と根固めの部分と異なる基準がある。くいのまわりにセメントがかたまっていなくても問題はない」という返答でした。(写真は6月1日に抜かれた杭。周りのコンクリが落ちて、くし型の杭が裸になっている。根固めの部分もコンクリが割れている)

そこで、教育委員会にも同じ質問をしたら、PFIの守山エスアンドエスからは、セメントの強度については、市の基準以上であったという報告をもらっているので、それで適合していると判断しているとの返答でした。

私は、工事現場でぬきとったというテストピースが別につくられたものではないかと疑問に思い、実際に抜いた杭に付着していたセメント(?)のようなものを検査して、実際の強度を測定して基準を満たしているのか、調べてもらいたいと、要望しました。しかし、教育委員会は、「エスアンドエスの報告書に不正がないと書いてあるから問題ない」と繰り返すばかりで、「検査は不要」であるという返答でした。

PFI方式のために、丸投げになっているようでならない。杭の強度がきちんと確保されていなければ、一部の工事の施工会社を変更しても、同じではないか。私は、安全に建築してもらいたいから、教育委員会に言っているのに、理解されない。

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