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2008年9月30日 (火)

公共工事の入札について審議

昨日、今日と財政福祉委員会では、公共工事についての所管事務報告がありました。名古屋市は来年度から公共工事の一般競争入札において、最低制限価格制度を導入するということで、5000万未満の工事に対して、予定価格の2/3から85%の範囲で最低制限価格を事前に公表するというものでした。当局は、公共工事において談合を防ぎ、入札の透明性をはかり、工事の品質確保と低入札価格調査のための事務作業を減らす目的だということでした。他の政令都市ではすでに最低制限価格制度は導入しているところはあり、名古屋市は遅いほうですが、やっと導入するのかというかんじで、与党議員のみなさんは意見をだしていました。私は、なぜ2/3から85%の数値なのかと質問したのに、国の数値基準だという返答でした。数値の根拠を聞きたかったのに、追及不足でした。工事の品質確保は当然であるが、こうした価格を設けるのは、労働者の低賃金をふせぎ、労働条件を守るために、ワーキングプアをつくらないように、重要ではないかと思うがどうかと当局に質問したのに、明解な答弁はなく、すれ違った答弁でした。まだまだ、私の質問は弱い。与党議員のみなさんは、しきりに予定価格が現場の実態にあっていないから、入札が成立しない場合もでてきている、積算をしっかりおこない、一度予定価格を事前に公表せずに、最低制限価格だけ明らかにしてやってみてはという意見が出た。公共工事における談合をふせぎ、品質を確保して、下請けのところまで労働者の労働条件を守るような契約について、委員会で追及していきたい。

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2008年9月23日 (火)

守山市民病院が今大変な状況に

9月18日守山市民病院を守る会の拡大世話人会議が守山生涯学習センターで開かれ、20人ぐらいの方が集まり、市民病院をこれからどのように守り、充実させていこうかと話し合いがされた。 守山市民病院の縮小再編計画が6年前に発表されて、地域で病院縮小を見直してほしいと”地域医療を考え守山市民病院を守る会”ができて市議会に対して、縮小計画の見直しをもとめる請願署名活動などが粘り強くくりひろげられてきた。しかし、名古屋市は、病院の縮小を見直してほしいという声に反して、着実に病院の縮小を行っている。

今年4月から、守山市民病院は東部医療センターとして東市民病院の中央病院と一体に運営し、サテライト病院になってしまっている。診療科は、変わらないが、医師が5人も欠員の状態で、休診日が皮膚科は火曜日、産婦人科は月曜と木曜、眼科は木曜、耳鼻咽喉科は月曜と木曜になり、産科は分娩ができなくなってしまった。手術も簡単な虫垂炎などは行われるが、外科手術は、全身麻酔等の大きな手術は東市民病院に回されている状況。市立病院は今全体でも医師不足・看護師不足の状況を打開するために、”選択と集中”の名のもとに、城北病院と東市民病院を特徴ある高度医療を行う病院に集中的に充実させて、また救急医療の充実で臨床研修医を病院に集めようという改革がすすめられようとしている。その一方でサテライト病院というか診療所のように縮小されるのが守山市民病院と城西病院である。特に守山市民病院は、利用者の9割が守山区民という地域医療を担っている病院であるにもかかわらず、医師不足で、患者さんも、入院もへる状況になっています。こんな守山市民病院の実情が報告されて、会議では、どうしたらこの状況を打開できるのかと意見がだされました。市内の他の市立病院や佐久総合病院を見てきたというMさんは、”市立病院の前にはバス停がある。守山市民病院ももっと近くにバス停をつくり、利用しやすくするべき”という意見。”近所の皮膚科に行くのをやめて守山市民病院に行ったら、紹介料が1000円ぐらいだったけど、みんなで病院を利用するようにすることも大切”という意見も出されました。”地元の市会議員は何をやっているんだ。”という厳しい意見もありました。

話の中で、まづ、市民病院の現状を知らせることや、みんなが病院を利用するように呼び掛けることも大切ではないかということになりました。私は、出された皆さんの意見を聞きながら、議員として何ができるか、委員会の場で、市民ののぞむ市立病院の改革について、意見をのべ、高度な医療や救急医療の充実の前提となる一般診療普通の医療が崩壊しては、高度医療もなりたたない、地域医療をどうまもるのかと守山市民病院をよくしていけるようにがんばろうと思いました。023 (写真は、小幡駅前の宣伝。)

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2008年9月14日 (日)

こころに響く志位さんの話

914shii 解散総選挙が近いとして、名古屋駅西口で志位委員長の街頭演説会に出かけた。瀬古の敬老会のあと、JR新守山駅から電車で出かけた。時間が早くついたので、自民党の総裁候補の演説会も少し聞いてみた。人は多かったが、少し遠くで聞いたので、よく聞き取れなかったが、でもわたしたちのくらしをよくしようというこころは全く伝わらない。やはり、小泉政権の閣僚だから、改革を進めるのは変わらないと思った。小池氏は民でできるものは民でといっていた。麻生氏も公共事業をすすめるはなし、石破氏は、インド洋の給油活動をやめてどうするのか、危険をおかし給油している。後期高齢者医療制度のことは何もでてこない。

気をとりなおして、志位さんの話を聞きに行った。派遣労働の大変な話を聞いて、大企業がしぼりとるところまで若者を搾り取っている話を聞き、涙が出てくる思いだった。仕事があるときだけ雇用契約をむすぶ登録型派遣が派遣の7割。どこに仕事に行くのかと倉庫に行くとおもったら冷凍庫で働かされ、手が凍傷になった。車に連れられて仕事に行く。寮は水光熱費や冷蔵庫やいろんなものをひかれて10万円そこそこしか給料が残らない。3畳のたこべやのようなところで寝泊まりする。そんな若者の働かされ方。こうした派遣労働の実態を国会でとりあげてきたことと、若者が運動をしてきたことで、キャノンもついに派遣労働をなくすというところまできた。国会でも派遣労働法を改正する動きがでてきた。潮目の変化。志位さんの言葉には実感がこもり、温かみを感じ、そして強さも感じた。共産党を大きくのばしたい。

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2008年9月13日 (土)

汚染米を食用に転売するのは許せない

三笠フーズが政府が輸入した輸入米で農薬汚染が見つかって工業用として販売したものを食品メーカーに転売した問題が、だんだんいろんな食品にひろがっていることが明らかになってきました。”C”はクリーニングでカビを取り除いた米、”T”は詰め替えをした米。社内で転売をする際の区別をするための略号。この米が焼酎に使われたり、お菓子や保育園の給食や赤飯やおこわにして病院や施設に使われていたとのこと。本当にひどい話。食品業者は事故米を食用に使ってはいけないのに、食品業者に売って、利益を得ている。食品業者はどこまで事故米だということを知っているのかは、これから調査がされるにしろ、そもそも、そんな事故米を市場に出回らせることがおかしいのではないでしょうか。私はそう思います。

輸入時に基準を超過したら廃棄、積み戻しになるのが、農水省はなぜ受け入れるのか。農水大臣が”人体に影響がないことを自身をもって申し上げられる。だからじたばた騒いでいない”と発言したと、今日の赤旗新聞にのっていました。ひどい発言です。紙ともこ議員がこの問題で農水委員会を開催するように要請していますが、本当にきちんと審議をしてもらいたい。001_2 (写真は喜多山駅前での早朝宣伝)

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2008年9月11日 (木)

9日の行政評価の審議

001_2 9日は6つの常任委員会でいっせいに名古屋市の08年度行政評価について審議が行われました。名古屋市は毎年毎年、市の行っている事業や公的な施設について、外部の行政評価委員会をつくって評価をうけて、それにもとづき、事業の見直しをしています。08年度は05年から07年度に外部評価がC(事業の見直しの検討すべし)やD(事業の抜本的見直し、休・廃止の検討)を受けた事業と昨年の評価でB、C、Dだった施設についてその後の取組を点検した内容が報告されました。

特徴は、市がAやB評価であっても外部評価がCやDとなったもので、”休廃止”された事業がありました。福祉関係では、身体障害者の通所型施設での宿泊を伴う短期入所事業、yずうしょう心身障害児・者の受入補助などです。そして施設の統廃合や民営化の検討がどんどん明らかになりました。

財政福祉委員会で、私は、養護老人ホームや障害者の施設について、指定管理や民営化を打ち出されたことに対して、民間で同じような施設があるからといってなぜ市の施設をなくすのか、特に障害者のかたは、人が変わるだけで、施設に通えなくなる、高齢者の方が長きにわたって過ごしている老人ホームも指定管理にすべきでないと意見を述べました。福祉の施設が民間だけになってしまったら、現場を知らないで、障害者や高齢者の方の福祉の政策をつくれるのかと述べました。007

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2008年9月 4日 (木)

守山市民病院の請願についての審査

8月26日、28日と財政福祉委員会が開かれ、26日は請願の審査、28日は市立病院の改革プランについて審議が行われました。詳細は、別途市政情報で報告します。守山市民病院に関する請願審査について、紹介します。

守山市民病院を守る会から出された請願は、今回は災害拠点病院として継続してほしいという項目と救急医療体制の充実を求める内容でした。私は、「病院の縮小計画で入院手術も、2次救急もできず、常駐の医師も少ない中で、災害医療活動拠点として存続するための検討項目は何か」と質問しました。これに対して、病院局は「守山市民病院は市立病院としての役割を担いつつ位置づけを検討する」という返答でした。私は、今現在欠員となっている医師を早急に確保して救急医療体制を充実するようにもとめ、市民病院を守る会から出された請願の採択をもとめました。委員会の審議は、”保留”が正副委員長から提案されたので、結果は保留となりました。災害医療活動拠点は、今回の水害発生でも、医療班をつくって対応する準備がとられ、千種区の避難所に東市民病院から医師が避難所を回るという対応がされました。守山市民病院が縮小されていった場合に、本当に守山市民病院で対応できなくなるのではないかと、市民は心配しているのです。今は、産科の分娩ができないので、今仮に災害が起こった場合は、妊婦さんは東市民病院に搬送されることになります。(写真は、8月30日に山下公園で行われた医療生協が中心になって行われた”守山平和夏祭りです。) 019_2

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