守山スポーツセンターはPFI方式では問題がいっぱい
26日本会議で今回提案されている守山スポーツセンターをPFI方式で日立製作所を代表とする特別目的会社に設計から建設、運営、維持管理までを72億円で平成43年まで契約を締結する案件について、私はさまざな点から質問しました。質問と返答の主な部分は以下のとおり。スポーツセンターは各行政区に設置されており、守山区で今回スポーツセンターを設置するのは、スポーツの場が広がり、市民の要望を聞いてつくられるのに期待していました。しかし、守山スポーツセンターはPFIというP=プライベート(民間)、F=ファイナンス(資金)、I=イニシアテイブ(主導)民間のノウハウをいかして、経費を削減して行うというわけですが、
今回の契約が2社の応募から、1者が辞退して、事実上の随意契約のような状態で入札率も99.7%と入札の公平性にかけること、建物の安全性について、直接に建てた場合と比べて建設費が7億円も安くて、建物の安全性のチェックが甘くなるのではないかと問題をただしました。運営面も、PFI方式のほうが、3億円も多くかかっているけれども、今回運営をおこなう、株式会社日本水泳振興会は選定委員会の評価では、「体育施設の管理の実績も少なく、地元との連携をはかっていくのは容易ではない」と書かれており、住民の要望や意見がとりいれて、運営されていくのかどうか、質問をしました。 これに対して、教育長は、入札については「政府調達協定」が適用されるからという返答で公平なものだということでした。広く公募したから1社でもいいというのは、納得のいくものではない。
建築の安全性について、回答では設計・施工の各段階で事業者から報告書等を提出させたり、工事内容の現地確認も行って安全性を確保するという返答でした。7億円も建設経費が削減されて、安全性が本当に担保されるのか?PFI方式による仙台市のプールでは天井落下事故が起きているので、ぜひ仙台市の事故の検証を行わないと、PFIで守山のスポーツセンターを建設させるのには賛成できない。
運営について、利用者の意見を聞いていくという返答はあったが、設置する前に意見を聞く場を設けてもらいたいと思っている。PFI方式だからといって、市から要求した内容にもとづき、民間から自由に提案してもらったものだから、意見を聞く必要はないとか、従来と同じスポーツセンターなのだといわれても、市民がこれから長く利用するスポーツセンターだから説明会を開くべきではないか?車の出入り、市バスの路線を緑ヶ丘住宅から小幡緑地駅まで伸ばしてほしいと要望している問題、竜泉寺の横断歩道で死亡事故が過去に発生して、この問題を解決してほしいということも地元では要望されている。こうしたことを解決して、利用しやすいスポーツセンターにしていきたい。
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