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2007年12月12日 (水)

守山市民病院を守りたい 医療シンポジウム

1208sinpo1 守山区唯一の総合病院守山市民病院の縮小計画が発表され、市民病院をまもれと市民の運動が4年続けられてきました。今年8月に発表された病院縮小計画で来年3月いっぱいで分娩ができなくなることに、不安がひろがっています。12月8日に、共産党後援会主催で、守山市民病院をまもりたい 医療シンポジウムを行いました。コーデイネーターは元北医療生協副理事長の松岡洋文氏、パネラーは、北病院院長の矢崎正一氏、元衆議院議員のせこゆき子氏と私、くれまつで地域医療の問題を問題提起しました。

1208iryousinnpo 今回のシンポを開いた主旨は、共産党後援会として、どうしても守山市民病院の分娩廃止をやめさせていくには、どうしたらいいかという思いから、守山市民病院に限らず、全国的な病院閉鎖や医師不足の問題、飛び込み出産が増えている問題など、医療問題を考え、共産党の医療政策も学びながら、地域医療の充実のために、どんな取組みが必要か、地域のみなさんと意見を出し合い、考えていこうとするものでした。

私からは、11月議会で名古屋市が提案している病院局を設置する条例を説明しました。5つの市民病院は80億の財政赤字をかかえ、これを解消し、医師不足も解決する理由から、病院事業に公営企業法を全部適用し、独立採算制をもちこもうとしていること。これによって、医師に成果主義賃金を導入させようとしている。医療は営利を目的にし、収益をあげることにはならない。公立病院は住民のいのちと健康を守る役割があり、不採算は切捨ててしまったら、誰が医療をになうことができるのかと、病院局設置の問題を紹介しました。市民病院を守る会やお産をしたいママの会から出された請願に共産党は採択をもとめてきたが、市議会の与党、民主・自民・公明は反対をした。特に守山選出の与党議員2名も反対をした。公職者会で縮小みなおしをもとめておいて、委員会では反対するというのは、どう説明するのか。と報告をしました。

1208junko 矢崎氏は、勤務医の労働実態を示し、「週40時間以上働く勤務医は96%。ほとんどの医師が当直の翌日も通常勤務について過酷な労働で、医療ミスがおきても不思議でない状況。」と報告。せこゆき子氏は、共産党の医療政策を報告。「国立病院が統廃合がすすめられ、産婦人科は35%10年間で減らしてきた。国が率先してへらしている。政府は医療費適正化の名で医師数を減らしてきた。国の医療費抑制政策が、今日の医師不足をもたらしている。国の構造改革路線をあらためないと医療崩壊をとめられない。大学病院の医師と話したが、地域医療を守るために役割をはたしていきたいと、意見を交わした。」と報告。会場からは、「医師の長時間労働は労基法違反ではないか」「医師の労働組合はあるのか」「助産師さんと話しをしたが、病院と助産師の連携も必要でないか」等の意見がでました。松岡氏は、各地の地域医療を守る運動の紹介がありました。

私はシンポのまとめで、守山市民病院の院長先生や地域の助産師さん、医師会の先生など、地域の医療関係者ともっと話し合い、どうしたら当面、守山市民病院でお産ができるのか、話あいたい。シンポでだされた医療問題、勤務医の過酷な労働、国の医療費抑制政策による医師不足の問題を知らせていきたいと発言しました。軍事費をけずって、医療にお金を使うべき。医療を守る候補者を次の総選挙では訴えます。

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