市営本地荘5棟の南の土地に14階たて40mの高層マンションの建設計画が5月に明らかになり、本地荘5棟とバンベールマンションの住民のみなさんが、建設計画をみなおせと声があがりました。この地域には本地荘の南にはマンションはいくつかありますが、これほど高いマンションはありません。バンベールマンションが建つときには、保育園があり、日照被害をうけるとして運動がまきおこり、14階建てから7階9階だてに変更されました。そのバンベールよりもさらに高いマンションがたつと、本地荘5棟には、日陰が3時間に及ぶことになる。そして目の前には14階だてがたつと圧迫感、恐怖感が長年続く。住民のみなさんは14階の階をさげてほしいと”本地が丘住環境を守る会”という会をつくって反対運動がつづけられてきました。
名古屋市が来年春ごろに都市計画決定を行い、都市の秩序ある町並みを形成するために「高度地区」拡充計画をきめ、建物の高さの制限の検討が行われています。この計画では、この地域は31m以上、11階建てのたてものはたてられなくなります。この間、業者と住民のみなさんと3回の説明会で話し合いが行われてきましたが、業者は駐車場の見直しをしましたが、一切階をさげようとしない、強硬な態度で、話し合いは平行線におわっていました。”静かな環境であるとマンションを買ったのに、さらに高いマンションでは、一生くらすのかと思うと認められない。””お年よりや病人も住んでいる。毎日高い建物をみて暮らしていけない”と会のみなさんは説明会で、業者に14階たてをみなおすようにもとめてきました。まだ高度地区の規制がかけられていないから、合法建築ですが、来年建築後には不適格となり、マンションを建て替える時には、10階までしかたてられなくなり、マンション入居者への不利益が生ずる事は明らかです。
こうした運動を続けてくる中で、建設業者が変更される事が明らかになりました。5月に計画が明らかになって半年。粘り強い運動で、ここまできました。建築の設計者はこれまでの業者と変わりませんが、建設計画そのものを見直すようです。ひきつづきすみよい住環境をまもるためにがんばりましょう。
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