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2007年10月31日 (水)

自衛隊機の墜落炎上で申し入れ

1031koukuzieitaikomaki 本日午前9時すぎに小牧基地で自衛隊機が炎上したというニューステロップが流れ、午後1時30分、地元小牧と春日井の市会議員、そして名古屋市議団を代表して私くれまつと、愛知県平和委員会、安保破棄愛知県実行委員会、日本共産党愛知県委員会、そして八田ひろこ前参議院議員、地元市民20数名ぐらいで事態の説明をもとめ、申し入れにかけつけました。最初、航空自衛隊の門前では、話はここで聞くといって、中にいれてくれなかったのですが、中の建物に入って5人ずつ、渉外室長の山本みきお氏に自衛隊機が炎上して市民が大変不安に思っている、原因を明らかにするようにと申し入れをしました。申し入れ内容は、①徹底した原因究明と事故原因を明らかにすること②原因l究明が明らかにならないかぎり、訓練を中止し、空港利用を行わないこと③11月5日から予定されている日米統合演習を小牧基地を含めておこなわないこと④空中給油輸送機配備を含め、基地機能強化を行わないこと⑤イラクへの航空自衛隊C130輸送機の派兵をやめ、イラクから撤退する事 の5点でした。

1031kougi 私は、守山や北区で自衛隊機が低空飛行をして騒音がひどいと市民から苦情を聞いているが、自衛隊機の炎上で、よもや民家の上に落ちなくてよかったが、住民は自衛隊機が民家に落ちないか不安であり、民家の上空を飛ぶ訓練は中止してほしい。事故原因を明らかにして対策をとるようにと抗議をしました。そして今日、あすと小牧や岩倉なドも小牧基地周辺の自治体では守山自衛隊が防災用のヘリポートとして小学校や中学校のグランドが使用できるかどうかの調査を一斉に行うとしていることが明らかになりました。愛知県の地域防災の名をかりて、戦争のための「ヘリポート調査」が進められようとしています。この調査は、愛知県や自治体からの要請でおこなわれているのではないことが、日本共産党の調査で明らかになりました。このことも今自衛隊に対して中止せよと抗議が行われています。平日の授業中に自衛隊が軍用車でのりつけて、軍服姿で調査をするのは、教育現場への軍事的な宣伝であり、許されないものです。ヘリポートの調査をするのであれば、名古屋市だって多くの小学校で調査が必要なはずですが、予定は犬山、一宮、小牧、稲沢、弥富、扶桑町美和町甚目寺町、蟹江町となっています。1031hata

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2007年10月26日 (金)

看護婦さんとアピール

Suwarikomi2 10月25日名古屋市役所本庁舎前の歩道で、守山市民病院を守る会、安心して守山市民病院でお産をしたいママの会のみなさん、そして名古屋市立の5つの病院で働く職員のみなさんが、”市立病院再編計画を見直せ、守山市民病院の産科廃止反対、看護師を増やせ”と座り込み行動が行われ、私も午前11時から午後2時まで参加し、激励しました。

参加した市民病院の看護師さんたちは、毎月9回以上の夜勤が連続したり、深夜勤務2人体制の過密労働で大変な状況で、市民の看護にあたっているということでした。退職者がたえなくて、現在東市民病院と緑市民病院は看護師不足で病棟が一部閉鎖に陥っているとのこと。看護師を大幅に増員しないと安心して医療がうけられない状況を市民のみなさんに訴えました。4

Pa250036 守山からは、ママの会のおかあさんたちが大勢参加の予定でしたが、こどもの体調などで1組の親子がいっしょに”産科を続けてほしい”とすわりこみに参加。ママの会の代表は”なぜ若い人がふえている守山で産科をなくそうとするのか、名古屋市の中で一番出生率の高い区なのに、市民病院でお産ができなくなったら、どこでお産をしたらいいのか、東市民病院や城北病院まで行くのは遠すぎる。区内のレデースクリニックだけでは足らない。守山市民病院の産科を続けてほしい”と訴えていました。市民病院を守る会の後藤さんも”病院を守れという署名が地域で広がっている。何としても病院を守りたい”と語りました。Suwarikomijunko  本庁舎前でのすわりこみ行動に歩行者が足をとめて、署名をしてくださったり、道路でバスを待つ人たちや、本庁舎内の職員に、アピールできました。松原市長には届いたか?

私は、守山市民病院の問題だけをとりくむのではなく、名古屋市の公立病院が、市民のいのちと健康、とりわけ、安心してこどもが産めるような場所として役割をはたせるように、医師不足、看護師不足に名古屋市がとりくむことと、国の政治をかえることも訴えて市民が力をあわせることが大切だと思いました。子育てするなら名古屋といい、こどもの医療費の無料化を拡大しても、地域で公立病院の産科を廃止するのは、納得がいかない。この現実を多くの人に知らせ、どうしたら、市民病院でお産ができる条件をつくれるか、助産師さんの力をひきだし、院内助産所のような対応も現実には考えていくことも必要でしょうか。Pa250032

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2007年10月19日 (金)

9月議会を終えて

9月議会は、議員の少ない共産党は質問時間が少ないので、6月議会で質問を行った私には、質問の順番は回ってきませんでした。しかし、私は、10回の都市消防委員会に出席し、緊張する中で、ほとんど毎回一番に手を上げ、質疑を行ってきました。都市開発や、建築許可などに関する法律の改正にともなって名古屋市の条例が変更されることが、委員会で審議がされ、法律についてしっかりと学びました。そして決算認定案では、昨年度に行った住宅都市局と消防局の関係の決算内容の審議では、都市開発にどれだけのお金を使ったのか、市営住宅の建て替えは、消防局の救急医療の実態は、と、必要な資料を提出していただき、市民にとってどんな有効な施策がなされたかを、質問し、意見を述べました。名古屋駅前のビルと高層マンションに83億円も補助金を出したり、ささしまライブ24の開発事業がビジネス支援ですすめられていることなどが明らかになり、こうした税金の使い方は、認められないと、私は、決算案に反対表明をしました。今回の議会を通して、私は、守山区の議員から、名古屋市の議員であることを大変自覚した場となりました。

ほとんど1ヶ月近く、自宅から喜多山の事務所近くの駐車場まで車で行き、名鉄喜多山駅から、電車に乗って東大手まで行き、市役所に通った9月議会でしたが、多くのことを学び、感じました。議員は、委員会や議会の場で、市政とチェックし、そして、市民の暮らしと願いにもとづき奮闘するのだというのがわかってきました。11月議会は11月21日からです。その間は、議会は閉会ですが、委員会が開かれて審議が行われます。これからは地域の問題に力を注ぎたい。特に守山市民病院の産科継続の問題に。

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2007年10月14日 (日)

決算委員会で税金の使い方をただす

9月議会は最終日10月17日に決算についての審議、採決が行われます。先週9日から12日までの4日間は、都市消防委員会で決算の質疑を行いました。新人議員の私は、短期間で名古屋市の都市計画の事業、住宅関係の事業、消防に関する事業について、質問項目を準備し、資料要求を行い、出された資料についての質疑を行ってきました。都市開発の目的で、駅前のルーセントタワー、ミッドランドスクエア、納屋橋の高層マンション建設に平成18年度までで累計83億円も補助金をだしたことは、市民にメリットはあったのかと、質問しました。当局からの元気な名古屋を象徴するビルとして有効な施策であったという答弁に、私は、収益をあげている企業を応援する必要はなかったと、意見をのべました。

住宅費については、18年度に市営住宅の建て替えにより住宅戸数が減っているが、名古屋市としては市営住宅は新たに増やしていく考えがあるのかと、問いただしました。市は住宅困窮者のために住宅を建てている、現在6万個の市営住宅で十分足りている、新規で増やす計画はないという返答でした。 これに対して、私は、若者や子育て世代、高齢者など、それぞれの世代に応じた安価な住宅は必要である。住宅に困った人に応えて、市営住宅はふやしていくべきであると、意見をのべました。

また、消防局が18年度策定した国民保護計画について、日頃から市民をテロや武力攻撃に備えるとして、戦争準備の体制をつくっていくもので、憲法9条に違反するものであると、意見をのべました。やっと質疑が終了しましたが、税金がどこにどれだけ使われているのか、都市開発関係、住宅関係、そして消防の問題も全体として理解できるようになりました。私も時々利用する名古屋環状302号ですが、現在緑区のあたりで整備が行われています。この道路建設は、国の事業ですが、市税から毎年100億円を支出していることがわかりました。都市高速の整備も進められていますが、どこまで道路を便利にしなければならないのかと疑問に思う事業です。(写真は、こども署名の交流会)1013kodomosyomei_2

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日本の医療が危ない

1006honda 10月6日栄の明治生命ビルで全日本民医連東海北陸地方協議会と東海ドクターウエーブ実行委員会の主催で、”日本の医療が危ない!地域医療を守る東海のつどい”が行われた。愛知県内で産科を統合していく病院がふえ、守山市民病院の産科受け入れの中止問題をなんとしても解決したいという思いで、私は、守山市民病院を守る会のみなさんたちといっしょに参加をした。参加者は250名、2/3が医療関係者で、テレビ局のカメラも入って、注目のつどいでした。講師は埼玉県の済生会栗橋病院副院長で、NPO法人医療制度研究会副理事長の本多宏医師。全国どこでも医師が不足している事実。都市部でも不足。医師が偏在しているのではなく、全県で0ECD平均を下回り、日本では0ECD平均では38万人医師が必要だが、現状は26万人で12万院足らない。国は毎年3から4千人ふやすというが、追いつくのには30年もかかる。医師不足は、国の医療費抑制政策を1983年以来とってきたことが、原因。医学部の募集定員をへらしたことが、いまの医師不足の原因。国が昭和23年につくった標準医師数にてらして、近畿87%、東海では70%の充足率。都会でも医師が足らないのに、地方にまわせないのが現状。そしていま、医師は一人で何役もこなして過重労働で医療ミス、過労死につながっている現状報告。いま、産科や小児科、外科などの医師のなり手が不足。このままでは、かんたんな盲腸の手術もうけられなくなる。このままでは医療は崩壊する。と現状を警告。本多先生からは、医療をめぐる情報を広く国民に伝え、医師をふやす運動をすすめようと提起があった。先生の著作『誰が日本の医療を殺すのか 医療の知られざる真実』を是非読んで、医療崩壊をくいとめ、日本をすくうために行動しなくては。

妊婦のたらいまわし事故も、救急医療にたずさわる医師が不足しているからだとわかった。産婦人科の女医さんは全国で320人。そのお一人が会場から発言された。『私は、子育て、家事は親に丸投げ、教育は学校に丸投げ。こどもが荒れたら医師はできない。親の介護の時もできない。20代の妊婦の7割が女医に診てもらいたいと希望している。女医は独身なら何とでも働けるが結婚したらできない。こどもを産んだことのないのに何がわかるかといわれることもあり、女医は割りにあわない。』

第一赤十字病院の内科医は、『救急を周辺の病院がやらなくなって、当院に集中し過剰な勤務になっている。最終的なジャッジが求められる患者を60人も診るのは大変だ。研修医が20人ぐらいくるが、皮膚科や眼科に行く。勤務医が不足している。奈良の事件も医者がいればおきなかった。国は現場に責任を押し付けている。定員不足とともに、補充を求められる科の医者が足らないまま。インセンテイブの働く施策をとらないと良くならない。』と発言。守山から医療生協の元理事の山本さんが市民病院の産科が廃止される問題で、署名をとっているが医師確保をどうしたらよいかと本多先生に質問。国に対して、議会から意見書を出してはと助言があった。(写真は、質問する山本さん)1006simibyouin

名古屋市議会では、9月議会で医師を確保する事を国に要請する意見書を全会一致で可決しました。私は、このつどいに参加して、いまの医療崩壊の現実、医師が12万人も足らないが、国は3~4000人しか増やそうとしていないこと、国の医療費抑制政策をあらためないと医師不足が解決しないこと、現状を広く知らせることが大切だと痛感しました。来年4月からの守山市民病院の産科中止から産科の継続を求める、大運動を市民の多くのみなさんとすすめることが最大の課題。12月に守山で地域の医療をまもるシンポジウムを計画します。

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2007年10月 6日 (土)

決算委員会の準備

9月議会では前年度の決算について審議が行われ、各常任委員会で質疑をし、本会議で採決されます。前年度の財政支出の傾向をつかみ、住民のためにどのような施策がなされてきたかを点検していく場が決算です。1兆円におよぶ名古屋市の財政規模。どこにどれだけのお金を使ったのか、大切な場です。私は、都市消防委員会に所属しているので、住宅都市局と消防局の関連での決算の認定案を審議することになります。都市計画、住宅、消防の分野。都市計画、都市開発事業、駅前のビル建設での補助金、高速道路建設で税金が使われています。市営住宅は立替や耐震性の補強の工事がどこまですすんだのか、区画整理事業などへの名古屋市の補助金の支出。消防の関係では消防の充足率がどこまで高まったのか、防災体制、救急の状況は。しっかりと資料を要求して、来週からの質疑に備えているところです。P9250004 (写真は喜多山駅頭での宣伝)

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