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2007年9月30日 (日)

市民病院の産科をなくさないで!

0929_3 9月28日市役所で”守山市民病院を守る会”のみなさんと”安心して守山市民病院でお産をしたいママの会”のみなさんが、市議会議長あての請願署名9000名余りを提出しました。日本共産党の私を含め8人の市会議員はこの署名の紹介議員となりました。928seiganmama

守山市民病院が市立病院の再編計画により、ベッド数がへらされ、入院のともなう手術の廃止、そしてお産の受け入れを廃止されようとしているのに、市民が安心して医療を受けられない、お産ができないのは困るとしてこの計画の見直しを名古屋市にもとめるものです。若いお母さんや7人のこどもや赤ちゃんもこの提出に参加。”守山市民病院は、区内で唯一の総合病院で、お産後も赤ちゃんの総合チェックをしてくれるので安心。奈良県のたらいまわし事故を教訓にし、産科をまもりたい”と参加者のお母さんの言葉(赤旗より引用)。私も6月議会の場で”お産を廃止したら、若いお母さんたちはどこでお産をすればいいのか”と松原市長に質問しましたが、市長は計画は実施すると冷たい答弁でした。何としてもお産を守りたい。

愛知県内では知多市民病院で産科が廃止されたり、産科の閉鎖が問題になっていますが、都市部で産科をなぜなくすのか?地域では、民生委員や児童委員大会や守山区の公職者会でも病院を守れの声が大きくなっています。医師不足が大きな原因とされています。また産科では特に医療事故での訴訟問題に発展する事が多く、産科のなり手が足らないこともあります。そうしたことを解決するためには、産科の医師の給与などの待遇改善や、医療事故への賠償問題を解決するしくみも必要です。少子化対策が叫ばれる中で、地域で安心して赤ちゃんが産めるような環境づくりに行政は力をいれるべき。地域の医師、助産師さん、地域住民が知恵と力をあわせるとき。 (9月29日の中日新聞記事を添付)0929_4

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2007年9月27日 (木)

守山戦争展、89歳の女性のねがい

P9230005 9月22日から24日まで守山区役所講堂で戦争展が開かれた。私は今回3回目の参加。今年は、守山のまちの戦争のようすをしっかり知りたいと思い、展示を見たり、特に地域の方の戦争の話を聞くことができた。少女時代をすごした方の話では、学校で「シナの人は人間ではない、殺さないといけない」と教えら、どうして殺していいのか疑問に思い、父親に聞いたが、返事をしなかったという話があった。軍事教育がそのようになされていた。空襲があって、毎晩ぐっすりねむることができず、死んでもいいから寝かしてほしいと思っていたそうだ。そのほかにも戦後にたべものがなくて大根めしばかりたべていたとか。P9230006 そして、今回は、韓国から日本軍の慰安婦となった金さんを招き、話を聞いた。金さんは、日本人と韓国人が仲良くして、こどもたちが健やかに育つ社会をつくってほしいと訴えられた。つらい人生をおくられたが、日本によく来ていただけたと思いました。戦争による犠牲者、日本が中国や韓国、アジアの人たちに多くの被害を与えた事実を私たち日本人は認め、二度と同じことをくりかえさないように平和をまもる、憲法9条を守ることが私たちにできることと思います。日本が中国、アジアに侵略した事実を否定する”靖国派”、自民党の異常なまでのまちがいをただしていくことが求められている。(左から2人目が金さん)P9230010

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2007年9月20日 (木)

地震に備えて

P911zisintaikenn 9月11日港区の区役所のすぐ隣に名古屋市港防災センターがあるのをごぞんじでしょうか?都市消防委員会の仕事で、さとう議員とともに見学をしました。地震を体験できるスペースでは、外国人の若者が震度6の場合に台所でテーブルの下にもぐっているところでした。いざ地震が来た時、台所にいたら、まづはテーブルの下にもぐる。揺れがおさまったら、ガスの元栓をしめる。そして、出口にいく。という順序だそうです。地震の備えをチェックするには、勉強になるセンターでした。家具の固定具の展示もありました。2階には、阪神大震災の被害の様子の展示があり、地震のものすごさを思いおこすものでした。また、伊勢湾台風の体験SD映像は、材木がたてになって家の中におしよせてくるのは、迫力がありました。真っ暗な部屋で煙の中をにげる体験コーナーもありました。港防災センターには、災害時の非難住民用の毛布や食糧などの備蓄倉庫も合わせて設置されていました。

市民の見学者は年間5万人を越えています。ここのところ日本各地で地震が発生している時だけに、こうした防災センターに市民が来て地震被害のすごさを実感し、また地震を体験することは重要です。P911bitikusouko 地震が起きたときに3日分は自分で食糧を確保しなくてはいけないといわれています。我が家の防災リュックの中の食糧の賞味期限をチェックしましたが、まだまだ不足しています。自助と共助、公助の3つが大切といつも防災訓練ではいわれます。守山のまちは大丈夫か。いざと言う時の医療のためには守山市民病院での医療体制がととのっているか、地震に強いまちであるか、道路が狭くて、地震のときの火災に消防車が対応できるのか、安心、安全のまちづくりといわれている。課題を明らかにし、とりくまねば。

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2007年9月15日 (土)

神戸と大阪の行政視察

P905tikyukanjunko 9月5,6日と市議会の環境生活対策特別委員会の行政視察で大阪と神戸の環境関連の施設を見学しました。大阪では、花博にひらかれた公園の一角に松下館をもとに、生き生き地球館という環境学習の施設を見学しました。1年間で使う買い物袋が現物で展示されていました。説明はボランテイア団体にすべてまかされていました。将来の消費者であるこどもたちを対象にしたわかりやすい展示の数々でした。大阪の環境科学研究所は、環境汚染の測定と食品の衛生検査が行われていて、分厚い研究所年報をもらいました。私としてはこの施設をしっかり見学したかったのですが、時間がなくて残念でした。P905tikyukanrezibukurojunko

神戸では、リサイクルセンターと併設された環境未来館を見学。こちらでは小学4年生に環境教育の冊子をつくって環境教育がなされていました。リサイクルセンターではびん、缶、ペットが一括で収集されて分別されていくようすに感心しました。月に2回の収集だと聞いてよく処理ができるなと名古屋では考えられないと思いました。

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2007年9月 8日 (土)

守山の街を行進訓練する自衛隊

P906jieitaijuwomotte 9月3日の午後6時から翌日朝5時までと6日の午後6時から翌朝5時まで守山の陸上自衛隊が徒歩行進訓練を行いました。コースは自衛隊から南に下がって矢田川沿いを東に大森橋まで行き、大森駅まで北上し、302の横の道をとおって白沢渓谷までいき、庄内川の堤防を西に守山のはずれまでいき、また矢田川ぞいに東にすすんで自衛隊にもどるというものです。堤防沿いが中心ですが、町の中を歩くのはまちがいなく、市内を銃をもっての訓練では、戦争のための訓練で危険な動きです。守山区内での自衛隊の徒歩行進訓練は区長あてに事前に行進のコースや人数などを記入した連絡があり、今年になって10回以上の訓練が行われていることがわかりました。今回の訓練は、区役所から私のところに連絡をもらったので、どんなようすか、6日に自衛隊前駅の前で写真をとりました。自衛隊の海外派兵に反対する守山の会のみなさんたちと”街の中で行進をしないで”と抗議をしました。銃をかついで、およそ50名ぐらいで1列で足早に歩いていく自衛隊員でした。銃には弾は入っていないことが自衛隊からの通知には記載されていました。P906jieitaikousinsupamae P906jieitaikkougi戦争のための訓練はやめて!

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防災訓練に参加して

P902baketu_2 9月2日守山小学校で守山区の防災訓練が行われ始めて参加させていただきました。名古屋市一斉に行われたこの訓練には、地域住民のみなさん、消防団、区役所、保健所、消防局、社会福祉協議会、自衛隊などの団体関係者、そして会場となった守山小学校の生徒・教師のみなさんと9時から11時すぎまで行われました。小学生のバケツリレー、地域のみなさんによる消火器の消火訓練、ものほしと毛布でたんかをつくってのけが人の搬送訓練、給水車の給水訓練、たきだし、災害用トイレの組み立て、事故車からの救出訓練、自衛隊による救助物資の輸送、はしご車によるビルに取り残された人の救助や放水訓練など、多彩に行われました。災害用のトイレは、マンホールに直結するもので各避難所に1個は配備されているということで実物をみれたのはよかったです。炊き出しも、ビニール袋に米をいれ、水をいれて輪ゴムでとめて30分間なべでにてごはんをつくるやり方で行われ、できたご飯を家にもって帰り頂きました。守山区の訓練は毎年、違った小学校で行われていますが、守山区の防災対策では、木造家屋の密集している地域で火事が広がらないか、地震対策はどうか、など対策をとるべき課題をあらいだすことが必要と思っています。いざという時の地域でひとりぐらしの人を助け出せるしくみも地域でつくりだすことが必要です。(写真は小学生のバケツリレー、タンかでけが人を運ぶ訓練、災害用トイレ、放水訓練です).P902monohosizao P902saigaiyoutoire P902housui P904bousaihuku

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2007年9月 3日 (月)

松河戸の産廃施設差し止めの裁判を傍聴

Bu831saibanhuruta8月31日名古屋地裁で春日井市松河町に建築中の産廃焼却施設の建設差し止め裁判を傍聴にでかけました。松河戸は守山の北隣に位置し、ここに産廃焼却場ができると守山区にダイオキシンの含んだチリがとんでくるおそれがあるとして、産廃建設をやめさせる会が守山区でつくられて、運動が続けられてきました。愛知県の建築許可をおろしました。建築が始まって今ほぼ完成段階へ。守山では白沢町のみなさんなど近辺のかたが施設を見にいかれ、”あんな狭いところで燃やすのか”と話題になっているそうです。先日千葉県で産廃焼却施設の建設許可の取り消しの裁判で勝訴した報道がありました。裁判を傍聴するのは初めてで緊張しました。いま裁判は双方の言い分を証拠書類として書面で提出している段階ということで、原告団から書類の説明がされました。ダイオキシンの測定方法をめぐってより正確な測定方法を調べるために、みなさんが守山にある建物の高さを調べ上げて、それをもとに風の流れを計算してダイオキシンがどれくらい検出されるかと裁判に提出するデータを作られた話には、住民のみなさんのエネルギーに感動しました。私も原告の一人となっていますが、住民のいのちと健康をまもるためにできることをやっていきたい。

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守山公職者会で市長に直接要望

市会議員となった私は、守山区公職者会に入り他の政党の議員といっしょに議員活動をする場面が増えてきました。守山区の公職者会というのは市会議員6名と県会議員が2名で構成。守山区の行事での来賓としてのあいさつをまとまって行うために、当番を決めて、当番=幹事があいさつをのべ、他の議員の紹介をしています。そして年に1回名古屋市、愛知県の予算作成にむけて区民の要望実現のために要望書を提出しています。守山市民病院の縮小見直しは、昨年から公職者会の重点要望事項にいれられてきました。今年の要望書作成にあたり、私は、市民病院の縮小問題では、お産の廃止計画の見直しを特にさしせまった重大問題として追加するように提案しました。しかし、公職者の要望として追加することは残念ながらできませんでした。公職者会は、守山区民の要望を実現するためにどれだけのことができるかは、市民のみなさんの運動によるものです。8月27日に、直接松原市長に若い人が増えているまちで安心してこどもが産めるようにとお産の廃止計画の見直しを要請しました。しかし、市長は市民病院はいま赤字がふえている、市立病院の存続のために理解してほしいという趣旨の返答。守山の市民にはがまんをしてといわんばかりでした。先日も奈良で妊婦さんが救急車をよんだのに、受け入れの病院がなかなか見つからず流産された事件がおきました。産科の体制を抜本的にとるためになぜ対策をとらないのか。安心してすみなれた街で、守山のまちでお産をしたいというのは無理なことをいっているでしょうか?こどもの入院医療費を名古屋市は来年1月から小学校6年生まで無料にする条例を9月議会に提案しますが、守山では小児科で入院できる病院はなくそうとしています。高度な医療への要望、緩和ケア病棟をつくるのはいいことですが、その一方で手術入院をへらすのは、守山の市民は望んでいない。中日新聞の31日の社説に書かれていた通り。安心してあかちゃんを産めるような抜本的な対策の検討を国も名古屋市もとるべき。奈良で起こったようなことが守山で起きないようにまづは市民病院のお産廃止計画を凍結すべき。

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