守山市民病院のお産を守れ!
名古屋市は、緩和ケア病棟整備を含む市立病院整備基本計画の説明会を8月2日に行うと、守山区民に広報なごや7月号で案内しています。これは、守山市民の意向や要望を全く無視しており、容認できません。また、病院管理課より発表された「守山市民病院の再整備スケジュール」には、2008年4月から産科入院(分娩)の廃止が明記されています。これは、市内で最も出生率が高く、若い世代が増えている中で、子育て環境を整備していく名古屋市の政策に全く反するものです。さらに、この7月には、守山市民病院において産科入院(分娩)の廃止を病院にて周知する計画があると聞きました。こうした中で、本日、共産党市議団として、市役所で市長あてに、守山市民病院のお産の廃止の撤回と、お産の廃止の案内をすることをやめるように、申し入れを行いました。
市民は守山市民病院のお産の廃止を誰も望んでおりません。市民の納得のいかない中で、あくまでも計画を推進する姿勢に抗議して、今回の申し入れを行いました。申し入れに対して、5つの病院の経営を維持するにはこの計画しかないということや、いまでも産科の医師3名で精一杯の状況で来年3月まで分娩機能を維持するのも大変。医師の確保が困難であることを病院管理課長は返答されました。医師不足の問題は、全国的な問題であり、国の診療報酬の変更や医師の研修医制度なども影響し、国が医療費を抑制してきた政策に根本原因があります。こうした国の医療政策の転換と医師を具体的に増やす対策が求められています。普通のお産ができて入院手術可能な病院を維持してほしいという守山の市民は全く受け入れられないような返答でした。国の医療費抑制政策の見直し、医師不足の抜本的な対策が必要です。
8月2日の病院の説明会は、守山区役所3階講堂で午後6時から8時まで開かれます。この説明会に、病院を縮小するな、お産を守れ、医師や看護師を確保してほしいなど、守山市民の願いを病院当局に届けましょう。
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